2月26日(水)~28日(金)までの3日間、東京ビッグサイト東5~6ホールで開催中の「第22回国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE2025)」に、国内の商用・大型車メーカーとして、いすゞ自動車株式会社が初出展。同社の純正リビルト品である「いすゞE-PARTS」を来場者に向けて積極的に訴求していた。
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いすゞ自動車純正リビルドパーツの強み
いすゞ自動車と言えば、国内を代表する商用・大型車メーカーであり、同社の「エルフ」は日本を代表する小型トラックとして、お馴染みの存在である。そんないすゞ自動車が、2001年から取り組み始めたのが、いすゞ純正リビルト(現:いすゞ E-PARTS)である。同社ではいすゞ環境長期ビジョン2050”を発表しており、その中の資源循環の取り組みの中で、リビルドの推進を掲げ、いわゆる使用済みのコアを再利用することで、環境に優しく、新品よりも低価格な商品提供を行っている。2012年より同社の正式な商品名となった「いすゞE-PARTS」のEは手に取りやすい価格で(Economy)、地球環境にやさしく(Ecology)、品質が「いい」商品の提供を理念としているそうだ。
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現在、いすゞE-PARTSは、エンジンやミッションを始めとする27品目・400品番をラインナップ。今後はユーザーのニーズなども踏まえ、品番の拡充を図っていくそうで、今回のブース内には、リビルトエンジン、ミッションを始め、12品目が出品されていた。
ちなみに昨今、リビルトパーツにおいて確保が難しいと言われているコアの回収については、同社の販売会社の協力の下、ほぼ100%回収できており、グループ内の物流会社などとも一体となって、課題はクリアできているとのことで、メーカー系リビルダーとしての強みを感じることができた。
また気になる品質についても、同社が自動車メーカーとして純正品のエンジンやトランスミッションを製造していることから、純正品と同様のチェックを行うことができ、同等の品質を保つことができることも大きな強みであることがうかがえた。
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このように、自動車メーカーであるいすゞ自動車が取り組むリビルトパーツ事業は、業界活性化の意味でも、今後のリビルトパーツの潮流の変革の意味でも大変興味深い事例である。様々な新商材、サービスが出展されている今回のIAAE2025において、いすゞ自動車は間違いなく注目すべき出展者ではないだろうか。