キャデラックは、電動SUV『エスカレードIQ』を使った期間限定の高級ダイニング体験「キャデラック・オブ・リザベーションズ」を、今春から夏にかけて全米3都市に拡大すると発表した。
この体験は、1月にニューヨーク市で行われたキャデラックとCOQODAQのコラボレーションの成功を受けて拡大されるものだ。当時は、エスカレードIQのエグゼクティブセカンドシートで、COQODAQの看板メニューのフライドチキンを楽しむという、ユニークな体験が提供された。

今回の拡大では、ビバリーヒルズの「ラドルチェヴィータ」(4月)、マイアミの「COTEコリアンステーキハウス」(初夏)、サンフランシスコの「ステートバードプロビジョンズ」(晩夏)といった、話題のレストランで体験が可能となる。
体験の内容は、エスカレードIQの高級装備を活かした没入型の5コースディナーだ。車内の格納式テーブルを使用したテーブルセッティングや、AKG1スタジオリファレンス40スピーカーオーディオシステムを通じた各料理に合わせた楽曲の演奏などが特徴となっている。さらに、マッサージ機能付きの温熱・換気機能を備えた2列目キャプテンシートや、リアインフォテインメントスクリーンに表示される仮想暖炉など、快適な雰囲気づくりにも配慮されている。

ラドルチェヴィータでの体験では、看板メニューのスパゲッティミートボールやブランジーノピカタなど、人気の料理を楽しむことができる。このイタリアンアメリカンレストランは、ハリウッドのセレブや元大統領たちに愛されてきた名店で、パンデミック後に再開され、ホスピタリティグループ「コールマム」のマーク・ローズとメド・アブルーによって再オープンした。
エスカレードIQは、キャデラックの独自EV車台をベースに開発された7人乗りの電動フルサイズSUVだ。55インチの湾曲LEDディスプレイや、0-96km/h加速5秒以下、Google Built-In対応、スーパークルーズ技術などを搭載し、航続距離は約740kmと推定されている。
この「キャデラック・オブ・リザベーションズ」の拡大により、より多くの消費者が最新の電動SUVと高級ダイニングを組み合わせたユニークな体験を楽しむ機会を得ることになるとしている。