レンジローバーは、イタリアで開幕した「ミラノデザインウィーク2025」において、初の大型インスタレーション「Futurespective: Connected Worlds」を公開した。
この展示は、カリフォルニア州を拠点とするイノベーションデザインスタジオNUOVAとの共同制作によるもの。18世紀のパラッツォ・ベルジョイオーゾを舞台に、来場者は2つの時空ポータルを通じて1970年から2025年までの時間旅行を体験できる。レンジローバーの社内クリエイティブチームとNUOVAは、ブランドのデザインの系譜と現代の高級車への影響を視覚的に物語る。

展示の中心となるのは、1970年代の車のディーラーショップをイメージした空間と、未来を見据えたエーテル的な空間の2つだ。前者には、1970年の発売に先立って製造された最初の試作車「YVB 151H」が展示されている。後者には、最新の第5世代『レンジローバー・オートバイオグラフィー』が置かれ、ブランドの進化と一貫したアイデンティティを象徴している。
この体験型展示は、視覚だけでなく聴覚や嗅覚も刺激する。特別に制作された家具、サウンドスケープ、そしてNUOVAのフレグランスブランドAeirによるカスタムの香りが空間を彩る。