BYD Auto Japanは、EVの新車購入時限定の有償サービスとして、パワーバッテリーの初期容量70%以上を最長10年または30万kmまで保証する「パワーバッテリーSoH延長保証」プログラムを導入したと発表した。従来の8年15万km保証を大幅に延長した。
国内自動車メーカーの中で最長となるこの保証制度により、バッテリー容量低下への不安を抱えるユーザーに、より安心・安全なEVライフを提供することを目指している。
保証期間は新車登録日から9年目以降に開始し、10年目または30万km到達時点で終了する。販売対象は新車購入客に限定されるが、既販車向けにも2025年央より同様の施策を実施する予定だ。
BYDでは、この延長保証以外にも様々なアフターサポートプログラムを用意している。新車保証では、一般保証4年10万km、高電圧部品保証8年15万kmなどを標準で提供。さらに有償の「BYD eパスポート」では、初回車検費用を含む4年間のメンテナンスパッケージを提供している。
この新たな保証プログラムにより、BYDはEVの長期使用に対する顧客の不安を解消し、より多くのユーザーにEV普及を促進する狙いだ。