日本空港ビルディングは8月1日から、羽田空港P1駐車場およびP4駐車場の利用料金を改定する。
今回の改定は、国土交通省の「第4回 羽田空港の機能・施設等に関する検討会」で示された駐車場混雑対策を踏まえたもの。短時間利用者の利便性確保と長時間利用の抑制を目的としている。
料金改定の内容は、1時間以内の短時間利用については現行より利用しやすい料金に見直す一方、長時間利用については負担を増やす仕組みとなる。24時間毎の料金体系も改定される。
同社では長時間駐車が見込まれる場合、電車・バス等の公共交通機関の利用を推奨している。

改定は2025年8月1日午前0時から適用され、入庫日時を基準として料金が決定される。7月31日午後11時59分までの入庫は現行料金、8月1日午前0時以降の入庫は改定後料金が適用される。
対象は普通自動車で、自動二輪車、一般予約および個室予約料金に変更はない。大型車は普通自動車の2倍、個室駐車料金は一般車室駐車料金の2倍となる。
P2・P3・P5駐車場については、それぞれの運営事業者が料金を設定している。
同社は今回の料金改定による混雑緩和効果を踏まえ、今後も駐車場料金の設定について継続的に検討し、安全で快適な駐車場運営に努める、としている。