輸入車に強い老舗整備工場が語る導入の決め手は「アフターサポートの手厚さ」と「効率化」…スナップオン・ツールズ「MTG-DUAL-TAB2-PRO」 | CAR CARE PLUS

輸入車に強い老舗整備工場が語る導入の決め手は「アフターサポートの手厚さ」と「効率化」…スナップオン・ツールズ「MTG-DUAL-TAB2-PRO」

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輸入車に強い老舗整備工場が語る導入の決め手は「アフターサポートの手厚さ」と「効率化」…スナップオン・ツールズ「MTG-DUAL-TAB2-PRO」
輸入車に強い老舗整備工場が語る導入の決め手は「アフターサポートの手厚さ」と「効率化」…スナップオン・ツールズ「MTG-DUAL-TAB2-PRO」 全 9 枚 拡大写真

富山県で長年、国産車から趣味性の高い輸入車まで幅広い車種の整備を手掛けている高原自動車株式会社(富山県射水市・高原繁代表取締役)では、このほどスナップオン・ツールズ株式会社(以下、スナップオン)が提供する最新型の高性能スキャンツール「MTG-DUAL-TAB2-PRO」を導入した。

そこで今回、編集部では現場の最前線でMTG-DUAL-TAB2-PROを活用する高原自動車の高原社長に、率直な評価と、なぜ「MTG-DUAL-TAB2-PRO」の導入を決めたのか、その理由についてお話を伺った。

富山県射水市に本社を構える株式会社高原自動車代表取締役の高原繁氏

頼りになるアフターサポートと幅広い車種に対応する診断力

1971年に創業し、2019年10月に指定整備工場となった高原自動車には、国産車はもちろん、軽トラックから輸入車、さらにはスーパーカーまで多種多様な車両が入庫してくる。取材当日もフェラーリやレンジローバーなどの輸入車がピットに入庫しており、高原社長は「特定の車種に特化した訳ではなく、お客様の“何とかしてほしい”という要望に応え続けてきた結果、自然と輸入車が増え、そのために必要な診断機も増えていきました」と語る。2020年には特定整備認証も取得し、現在はスナップオンのMTG-DUAL-TAB2-PROも含めて複数のスキャンツールを保有。国産車・輸入車問わず、整備に活用しているそうだ。

エンジンのメンテナンスで入庫したというFerrari348

そんな同社がスキャンツールに求めるのは、単に故障コードを読み取れることだけではないという。「結局、何かあった時に助けてくれるかどうか。他社のツールは機能が良くても、いざ困った時のアフターサポートが不十分な場合があります。その点、スナップオンは加盟店さんを始めとしたサポート体制が本当にしっかりしている。うちも“宮脇さん”がこまめに訪問してくれますし、きちんと提案してくれるので、納得した上で製品を購入できる。これが、スナップオン製品を安心して使い続けられる一番大きなポイントです」と高原社長は話す。

スナップオンが、加盟店を通じた製品販売で、顧客の困り事をサポートする姿勢を重視していることは、これまでの取材記事でも述べてきた通りだが、この姿勢が製品の導入事業者から高く評価されていることが高原社長のコメントからもうかがえる。

ちなみに、高原社長が話していた“宮脇さん”とは、富山県のスナップオン加盟店の1人で、全国約250店の加盟店の中でもトップクラスの売上を持つ宮脇大助氏を指している。高原社長とは20年以上の付き合いになるそうで、こうした加盟店が顧客に寄り添った提案やサポートを続けていることが、同社製品の支持に繋がっている。

高原社長からの信頼も厚い富山県のスナップオン加盟店「宮脇MFC」の宮脇大助氏。スナップオン加盟店の中でもトップクラスを売上を誇り、独自でガレージセールを開催するなど、精力的な販売活動を行っている

「直感的な使いやすさ」と「AIによる作業の効率化」

MTG-DUAL-TAB2-PROの使い勝手について伺うと、高原社長は「スナップオンのMTGシリーズは過去にも持っていましたが、メニュー構成が“完成されている”という感覚です。直感的で、これ一つあれば国産車はカバーできると思えます」と高く評価。特に好評だったのは、診断画面でメーカーや車種を選択し、さらに細かい作業サポートを選ぶという従来のステップを踏まずに、「EPB(電子制御パーキングブレーキ)解除」や「特殊作業」など、やりたいことが最初の画面から選べる点を挙げ、わかりやすいメニュー構成が、日々の作業時間を短縮し、効率化に繋がっていると話す。

加えて高原社長が「これだけで価値がある」とまで語ったのが、新機能として搭載された「Autoland AI」だ。故障コードを読み取った際に、原因の候補や整備士向けの解説、必要な整備資料などをAIで自動表示するこの新機能は、特に情報が少ない輸入車の整備マニュアルを調べる手間を大幅に削減できることから、高原社長曰く「サポートセンターに聞く前に解決できる」レベルに到達しているとのこと。輸入車の入庫が多い同社にとって、この点は導入の大きな決め手になったそうだ。

その一方で高原社長は「国産車と輸入車の機能が一つのタブレットに統合されている点は、使い勝手の面で課題があると思います。画面の切り替えや操作性の違いがあり、同時に使えないため、むしろ機能を分けた方が、現場としてはシンプルに使いやすい場合もあります」と現場目線での課題も指摘。スナップオンは、次世代通信規格(DoIP/イーサネット)への対応やAI機能の搭載など、スキャンツールの機能面の進化を続けているだけに、今回のような現場の生の声を反映した今後の製品開発に期待したいところだ。

なお、MTG-DUAL-TAB2-PROは「令和6年度補正予算スキャンツール補助事業」の対象機種となっている。本稿執筆時点(11月1日)で予算の消化率は36.7%と、まだ予算に余裕がある状況なので、今回のスキャンツール補助金の活用を考えている事業者は、積極的な活用をオススメしたい。

《カーケアプラス編集部》

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