警察は、自転車関連事故の最近の発生状況を踏まえ、事故が実際に発生している、または発生が懸念される場所や時間帯を中心に、自転車の指導取締りを行なっている。警察では、重点的に指導取締りを行なう場所・時間帯を公表している。
自転車の危険な運転を抑止するため、2026年4月1日からは、自転車の交通違反に対して「交通反則通告制度」、いわゆる青切符が適用される。警察による自転車指導取締りの基本的な考え方は、青切符導入後も変わらない。警察は引き続き、自転車事故の抑止を目的として、指導取締りを推進する方針だ。
自転車の通行について指導取締りを重点的に行う場所・時間帯は次のとおり。
●重点的に指導取締りを行なう「場所」
警察は、自転車関連事故が実際に発生している、または発生の恐れがある地区や路線を、各警察署ごとに「自転車指導啓発重点地区・路線」として指定している。指導取締りは、これらの重点地区を中心に実施される。
重点地区は、具体的な選定理由とともに、都道府県警察のウェブサイトや安全情報メール、交番新聞、市区町村の広報紙などで公表される。
重点地区の指定にあたっては、
・自転車の通行量
・自転車対歩行者事故および自転車関連事故の発生状況
・自転車に関する交通ルールの遵守状況
・自転車通行に関する地域住民の要望
・自転車通行空間の整備状況
・自治体などの自主的な交通安全活動状況
といった要素を踏まえて判断されている。
また、交通事故情勢の変化や地域住民からの要望を踏まえ、見直しも行われる。
●重点的に指導取締りを行なう「時間帯」
時間帯別に自転車が関係する死亡・重傷事故件数を見ると、午前8時前後と午後5時前後に事故が多く発生している。年齢別では、15歳から19歳、主に高校生・中学生の自転車乗用中の死傷者数が最も多い。これらの年代の死亡・重傷事故は、午前7時から8時、午後4時から5時付近に集中している。
これらの時間帯は、通勤・通学などで自転車利用者が多いことに加え、日没前後は周囲が暗くなり、自動車の運転者から自転車が見えにくくなるという特徴がある。警察は、朝の通勤・通学時間帯と日没前後の薄暗い時間帯を中心に、重点的な指導取締りを行なっている。
●自転車安全利用五則の遵守を呼びかけ
自転車利用者が守るべき基本的な交通ルールとして、警察庁は「自転車安全利用五則」を示す。
・車道左側の通行
・信号と一時停止の遵守
・夜間のライト点灯
・飲酒運転の禁止
・ヘルメットの着用
自転車の交通違反は、重大事故につながる可能性がある。警察が指定する重点地区や時間帯は、事故や違反が多い場所であり、安全運転と交通ルールの遵守がいっそう求められる。
> 自転車違反に青切符、2026年4月から…どうなるの?
https://response.jp/article/2026/01/01/405494.html


