ヘッドライトの「黄ばみ」は要注意! DIYの応急処置よりもプロに相談を…8月から車検はロービーム計測に全国完全移行 | CAR CARE PLUS

ヘッドライトの「黄ばみ」は要注意! DIYの応急処置よりもプロに相談を…8月から車検はロービーム計測に全国完全移行

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ヘッドライトの「黄ばみ」は要注意! DIYの応急処置よりもプロに相談を…8月から車検はロービーム計測に全国完全移行
ヘッドライトの「黄ばみ」は要注意! DIYの応急処置よりもプロに相談を…8月から車検はロービーム計測に全国完全移行 全 7 枚 拡大写真

2026年8月1日から、全国の運輸支局で車検時のヘッドライト検査が「ロービーム計測」へ完全に移行されます。これに伴い、カーオーナーが特に注意すべきなのは、ヘッドライトレンズの黄ばみや曇りです。ライト自体は点灯していても、レンズの黄ばみや曇りによって光量が遮られると、車検の基準を満たせなくなる可能性があります。


DIYは応急処置、本格的な「黄ばみ除去」が有効

車検を控えていて、愛車のヘッドライトに黄ばみや曇りがあるなら、車検前に対応が必要です。

黄ばみや曇りを落とすクリームや溶剤などをカー用品店などで購入して対処する選択肢もありますが、DIYでできるのはあくまで応急処置です。経年劣化による頑固な黄ばみや曇りをしっかり落とし、車検の基準を満たす光量を回復するには、カーディテイリングショップや整備工場、ディーラーなどのプロにヘッドライトレンズの状態を見てもらい、施工依頼を検討するのが良いでしょう。

プロによる本格的な施工では、単にクリームなどで表面の汚れを落とすだけでなく、必要に応じて表面を研磨したり、劣化したコーティング層を適切に除去した上で耐久性のあるコーティング処理を行うなど、状態に合わせた最適な作業を依頼できます。

プロによる本格的な施工では、単にクリームなどで黄ばみや曇りを落とすだけでなく、必要に応じて表面を研磨したり、劣化したコーティング層を適切に除去して耐久性があるコーティング処理を行なってくれるなど最適な作業を依頼できます。

2026年8月から全国「ロービーム検査」完全移行

ロービーム検査への完全移行は当初2024年8月に行われる予定でしたが、一部地域で移行が2年延期されていました。この猶予期間を経て、いよいよ2026年8月から全国で完全移行となります。

ここからは、ヘッドライトの検査内容とロービーム検査移行の歴史、注意点をおさらいします。

車検時「ヘッドライト」検査内容

車検では、車の安全性を確保するためにさまざまな項目が検査され、一定の基準を満たしているか否かが判断されます。その項目の中にヘッドライトの検査もあり、光量(明るさ)と光軸(向き)が基準に適合しているかが確認されます。

2016年6月から認められてきた“過渡期の取り扱い”

現在のヘッドライトの車検基準(光軸、光量、色)が設定されたのは2015年ですが、当時は検査に時間がかかったり、誤判定する例が続出しました。これを受けて国土交通省は、ロービームでの測定が困難な場合などに限り、当面はハイビームでも合否判定をするよう車検場に通知し、2016年6月から「過渡期の取り扱い」を認めてきました。

その後、2018年6月からは、一定の条件に該当する場合のみを「計測困難」と判断してハイビーム検査を認めるようルールを修正。それから6年後の2024年には、指定整備工場を含めて検査機器の改修が進み、ロービームを円滑に検査できる体制が整うと見越して、2024年8月1日から過渡期の取り扱いを廃止する予定となっていました。

一部地域で猶予期間を最大2年延期

ところが2024年5月に、「対象車数が多いことや、地域によってまだ十分に周知が進んでいない現状」を考慮して、一部地域で猶予期間を最大2年延期することが発表されました。

2024年5月に、国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会が連盟で発表した、全国移行期限の延長資料

2026年8月1日から全国で完全移行

そして本年2026年5月、国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会は連名で、2026年8月1日から全国すべての運輸支局での検査をロービーム検査に完全移行することが発表されました。

2026年5月に、国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会が連名で、2026年8月1日から全国で完全移行を発表

シビアになる計測基準と注意点

2026年8月1日以降の車検では、対象車(1998年9月1日以降に製作された自動車)のヘッドライト検査において、ロービーム計測のみで合否が判定されます。

ロービームはハイビームよりも計測基準がシビアになります。ヘッドライトレンズ面の曇りや黄ばみだけでなく、以下のような原因で光が拡散してしまうケースに対しても、適切な整備や修理が必要であると、国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会は連名で注意喚起を呼びかけています。

国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会は、2026年8月1日から全国で「ロービーム計測」開始にあたり、注意喚起を行なっている

ヘッドライトレンズが黄ばむ原因

現在の自動車のヘッドライトレンズには、主に「ポリカーボネート」という樹脂素材が使用されています。ガラス製に比べて割れにくく安全な反面、紫外線やキズに弱く経年劣化しやすいという特徴があります。

新車時に施されている表面のコーティングが、太陽光(紫外線)や経年劣化によって剥がれていくことで、樹脂自体に変色や曇りが発生します。

ヘッドライトバルブの種類と特徴

自動車のヘッドライトには、大きく分けて「ハロゲンランプ」「LED」「HID」の3種類が使用されており、それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。

種類

メリット

デメリット

ハロゲンランプ

・悪天候時の視認性に優れる
・交換費用が比較的安価

・発熱量と消費電力が大きい
・寿命が短い

LED

・長寿命で点灯直後から最大光量になる
・交換が比較的容易

・ハロゲン、HIDと比べて高価

HID

・フィラメントがないため球切れがない
・明るく省電力

・点灯から明るさが安定するまでに時間がかかる

ヘッドライトレンズのメンテナンスはカーオーナーの責任

1台のクルマに10年近く乗り続ける車両の長期保有化が進む中で、ヘッドライトレンズのメンテナンス需要は年々高まっています。

車検の保安基準に適合する状態のヘッドライトを維持することは、カーオーナーの責任です。2026年8月以降に車検を控えている方は、事前に愛車のヘッドライトレンズの状態をしっかり確認しましょう。

もし、黄ばみや曇りが気になる場合は、DIYによる応急処置にとどめるよりも、本格的な黄ばみ取り施工サービスを提供している専門店(カーディテイリングショップ、整備工場、ディーラーなど)に相談・依頼してみてはいかがでしょうか。安全性や品質の面でも、より安心感を持って車検に臨みたい方はぜひご検討ください。

《CAR LIFE編集部》

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