【オートアフターマーケット九州】水性塗料の新たな活用から次世代バッテリーまで、自動車アフターマーケットの最新トレンドが集結 | CAR CARE PLUS

【オートアフターマーケット九州】水性塗料の新たな活用から次世代バッテリーまで、自動車アフターマーケットの最新トレンドが集結

イベント イベントレポート
【オートアフターマーケット九州】水性塗料の新たな活用から次世代バッテリーまで、自動車アフターマーケットの最新トレンドが集結
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2026年10月3日(土)、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡B館にて自動車アフターマーケット事業者向けのビジネス展示会「オートアフターマーケット九州 2026(以下、AA九州 2026/実行委員長:株式会社ランテル 代表取締役社長 上村正明)」が開幕した。

AA九州2026には、最新の整備機器、部品、用品、ツールを始め、カーディテイリング関連の商材、IT関連のサービスなど、128社・団体482小間が出展。また、自社の今後のビジネス展開のヒントとなる業界セミナー(無料で聴講可能)が20セッション企画。会場には多くの来場者が訪れた。さらに今年もAA九州は、小中学生向けの自動車整備体験イベント「ジュニアメカニック2026@福岡」と同時開催。会場には小さな子供たちの姿も見られた。

会場内の各所で熱い提案が行われる中、来場者の強い関心を集めていたのが、水性塗料の新たな活用可能性を伝える実演企画だ。エンパイヤ自動車は、Surventis(旧BASF)の水性塗料ブランド「Baslac(バスラック)」を使用し、地域部品商や整備事業者を視野に入れた運用スタイルのデモンストレーションを行なった。今回の実演で印象的だったのは、従来の「BP工場での本格的なスプレーガン塗装」だけに閉じない提案だ。

会場では、部品商が測色機を用いて高精度に色を測定・調合し、地域事業者の要望に応じて納品する流れや、調合した塗料をエアゾール缶(スプレー缶)に接続して補修に活かすといった運用をイメージした実演が行われた。整備工場における補修の内製化や、地域部品商による新たな付加価値サービスの提供、さらには小面積補修における作業性向上など、水性塗料の活用の幅が広がっていることを実感させる内容となった。

水性塗料といえば「大型の設備投資が必要で、専門工場向け」というイメージを持たれがちだ。しかし、Baslacのような低コストかつ管理のしやすい水性塗料と、測色技術やエアゾール缶を組み合わせることで、整備事業者や部品商にとっても参入・運用のハードルが大幅に下がることが示された。

さらにエンパイア自動車ブース内で大橋産業株式会社(BAL)の展示では、従来のリチウムイオン電池が持つ「高温時の発火リスク」や「温度変化への弱さ」を克服するため、用途に応じた3つの次世代バッテリー技術を提案していた。特に、ナトリウムイオン電池を用いたジャンプスターター「エンジンかけ太郎 極」は、保管温度範囲が-40℃~80℃と非常に広く、温度変化の激しい車内環境でも安全に保管・使用できることがポイントだと訴求された。

また、タバルブースではYBC JAPANが、コールドグルーを使用しへこんだパネルを引き出すクイックセットを訴求していた。修理個所のサイズに応じたタブとアルミ合金製のプーラーをハンマリングと併用することで、塗装やパテ範囲を狭めて工程全体の効率化に役立つ。デントリペア向けとしてではなく、鈑金塗装の作業効率向上をターゲットにした提案を行なう。また併せてグルーガンを使った修理の実演も行なっていた。へこみの具合に合わせて使い分けることでさらなる効率化が期待できる。

その他、車工房が水性のコーティング剤「極艶」、デンゲンがエアコンシステム性能強化剤「クールフラッシュ」などの新製品も出展されていた。

「オートアフターマーケット九州」は明日(10月4日)も引き続き開催される。BP工場の作業効率化はもちろん、「整備工場でのワンストップ対応」や「部品商としての新しいビジネスモデル」に関心のある方は、ぜひ明日現地で実際の調合プロセスや仕上がりを体感してほしい。

《カーケアプラス編集部@市川直哉》

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