【新聞ウォッチ】「ポケモンGO」止まない運転中の衝突事故、道交法違反…任天堂株はストップ安
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社会
2016年7月26日付
●リニア早期延伸に壁、景気に左右、難工事の連続 (読売・10面)
●輸出34兆円前年比8.7%減、上半期貿易統計、景気回復に逆風(読売・11面)
●ホーム端にポケモン、交通事故4日間で36件(読売・39面)
●都市対抗野球、きょう決勝、豊田市VS日立市(毎日・1面)
●任天堂株ストップ安ポケモンGO過度な期待消え(毎日・6面)
●きょうの人、大竹由希子さん、エンジンを手組みする「匠」候補「GT-Rに自分の名前を入れたい」 (産経・2面)
●「スバル360」が機械遺産、新たに7件 (東京・7面)
●エアバッグ用フィルム事業、日東工業が買収、スイス社から70-80億円で(日経・15面)
ひとくちコメント
「ポケモン」どころか“大バカモン”とでも呼びたいところだ。日本でも配信が始まった任天堂のスマホ向け人気ゲーム「ポケモンGO」をしながらクルマやバイクを運転したり、自転車に乗ったりと、道路交通法違反などの疑いでゲーム利用者の摘発が相次いでいるという。
警察庁によると、配信開始の7月22日以降、26都道府県で計71件に上ることが明らかになったそうだ。また、ドライバーがゲームに夢中になって追突事故なども発生、人身事故が1道2県で4件、物損事故は10都県で32件に上ったという。
きょうの各紙も社会面で「ポケモンGO運転中の摘発71件」(読売)「運転中ポケモンNO」(東京)などと、「検察庁が注意喚起を呼び掛けている」と大きく取り上げている。さらに、交通事故ばかりではなく、「ポケモン」関連の暴行事件なども発生しており、トラブルが尽きないようだ。
そんな中、東京株式市場では任天堂株の売り注文が殺到。25日の終値は前週末より18%急落の2万3220円と、値幅制限いっぱいのストップ安になった。「ポケモンGOから得られる利益は業績には限定的」との判断から過度な期待がはげ落ちた格好だ。
ポケモンGOの配信が始まった週末、東京近郊の湖まで日帰りドライブをしたが、風光明媚な湖畔の駐車場でも周辺の景色を眺めずにスマホに興じていたファミリーが多くいた。何のためのドライブなのかを聞いてみたかったが、日本人は熱しやすく冷めやすい性格とも言われている。夏休みは始まったばかり。全国各地の観光地でもそんな光景がいつまで続くのか。
《福田俊之》
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