カストロール、東京バーチャルサーキットでイベント開催…スポーツ走行とオイルの関係性とは
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イベントレポート
このイベントは、自動車SNS「みんカラ」ユーザー限定のモニター企画の一環として行われたもので、エンジンオイルへのこだわりや選び方などのブログ記事をみんカラに投稿した人の中から選ばれた21名が高性能シミュレーターを使ったドライビングレッスンを体験した。
ドライビングレッスンでは、2008年のレッドブルF1マシン『RB4』と同型の筐体でパドルシフト、2ペダルというフォーミュラー仕様のシミュレーターおよびポルシェ『966 GT3』ベースに改造したツーリングカー仕様のシミュレーターを使用。参加者は7mの巨大スクリーンに映し出される富士スピードウェイのコースを、それぞれのシミュレーターで約8分間ずつ、タイムアタックに臨んだ。
タイムアタック後は、元レーサーで東京バーチャルサーキットのインストラクターを務める砂子塾長こと、砂子智彦氏による参加者各自のドライビングデータをもとにした振り返りやアドバイスが行われた。砂子塾長は「クリッピングポイントの手前、一番曲げたいところで、速度が合っていれば誰が切っても曲がる。曲がるからアクセルがオンできる、そうするとタイムがでる。それがサーキットのからくり」と強調していた。
また名古屋市にあるBPカストロールテクノロジーセンターでカスタマートレーニングマネジャーを務める大橋通人氏からは「カストロール エッジ」の商品概要やスポーツ走行におけるオイルの重要性などの解説があり、「粘度は高い方が良いだろうと思われがちだが、実はエンジンオイルの粘度と加速性は反比例になる。だからレースでベストのタイムを出したいという時にはギリギリまで粘度を下げることをお勧めする。ただしエンジンを焼き付けるリスクも上がってくる」と話していた。
さらに元F1レーサーでオートバックス レーシング チーム アグリの監督を務める鈴木亜久里氏によるトークショーも行われた。ドライバーとしてのスキルアップについて聞かれた鈴木氏は「やっぱり練習すること。ただモータースポーツってなかなか練習できないから、いっぱい乗っている人と乗ってない人の差はどんどん広がっていってしまう。今F1もテストとかできないから、ドライバーはみんなシミュレーションで練習しているよね」と応じていた。
《小松哲也》
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