いすゞ製観光バスの早期点検を呼びかけ…フロントショック折損のおそれ
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対象となる大型観光バスは、1992年7月から2005年8月に生産されたガーラおよびスーパークルーザー。
融雪剤を多く使用する地域での走行等により、ショックアブソーバーの取付部が腐食することがある。そのまま長期間使用を続けると、腐食が進行してショックアブソーバーが折損する場合がある。特に、フロントショックアブソーバー(右側)が折損すると、ショックアブソーバーが倒れてハンドル操作機構のピニオンシャフトに干渉し、最悪の場合、ハンドル操作が不能となるおそれがある。
これまでに、同種事象により高速道路上で2件、一般道路上で1件の物損事故が発生している。
いすゞは、8月26日よりサービスキャンペーンを開始し、対象バスの使用者に対し、ショックアブソーバーの無料点検を呼び掛けている。無料点検では、前輪ショックアブソーバーについては、取り付け部を取り外してスタッドボルト部およびカラーの折損、腐食、減肉を点検。後輪ショックアブソーバーについては、取り付け部の状態を目視、手感により点検する。
《纐纈敏也@DAYS》
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