軽自動車は“黄色の縁取り”に…地方版図柄入りナンバープレート
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岩手県盛岡市を中心とする「盛岡」ナンバーから鹿児島県鹿児島市を中心とする「鹿児島」ナンバーまで41地域で、10月から交付が始まる。また、北海道「知床」ナンバーなど全国17地域でも、2020年度の交付を目指して、今後デザインが決定する予定だ。
地方版ナンバーの登場で、登録自動車のナンバープレートの種類は、地域名と数字だけ(自家用・事業用)と、地方版図柄入りの寄付金付き、寄付金なしの3種類になる。事業用の図柄入りは緑色の縁取りだ。寄付金付きも寄付金なしも同じデザインだ。寄付金付きはフルカラー、寄付金なしはモノトーンと色違いになる。
また、軽自動車の自家用も、数字のみ、図柄入り寄付金付き、図柄入り寄付金なしの3種類になる。ラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピックの特別仕様ナンバーでは、自動車の種別を示す分類番号でしか登録車と軽自動車を見分けられなかったが、地方版図柄入りでは黄色の縁取りが施される。軽自動車の事業用は「登録台数が少なく割高になる」(国交省自動車情報課)いう理由で交付が見送られた。地方版はすべて永久交付。特別仕様のようにイベント開催までという期間限定交付ではない。
地方版ナンバーの取付は、新車の場合は希望ナンバーとセットだ。ナンバー交付手数料は、それぞれの地域によって異なり、申請認可の手続き後に決定する。参考になるのは東京五輪の特別仕様ナンバープレートの交付手数料で、最安値圏の東京では7000円だった。すでにナンバー取得済みの車両でも同じナンバーのまま図柄入りに取り替えることが可能で、新車の場合と同額が見込まれる。ナンバー取得済み車両の場合でも、取り付けているナンバーが汚損された場合のみナンバーの数字を変えることが例外的にできる。
地方版図柄入りナンバープレート 軽自動車は黄色の“縁取り”
《中島みなみ》
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