位置情報と走行データを活用したメディアサービス
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従来のカーナビはドライバーを目的地に案内することが主な機能だったが、今後本格化するコネクテッドカー時代では、自動車そのものがICT端末としての機能を持ち、車両走行データなどのデータを蓄積・分析することが可能となる。
ゼンリンデータコムが保有する位置属性データは、走行場所を特定することが可能で、今回の共同開発では、位置属性データと活用方法が課題とされていた走行データを連携させることで、ドライバーに有益な情報を提供する。
また、博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センターが開発したGPS、WiFi、iBeaconなどのセンサー情報、過去の行動履歴に基づいて配信する情報を変更するなど、屋外での情報配信に高い自由度と柔軟性を実現する屋外情報配信プラットフォームを活用することでメディアサービス開発が実現する。
メディアサービスの第1弾としてゼンリンデータコムが提供するカーナビアプリ「ゼンリンいつもNAVI・ドライブ」アプリを活用し、ドライバーが設定した目的地へのナビゲーションに加え、位置情報や趣味嗜好に合わせた周辺のおすすめスポット・周辺店舗の広告配信、スポットや店舗へのナビゲーションまで行う実証実験を10月3日からAndroid版から先行して実施している。
ドライバーは「ゼンリンいつもNAVI ・ドライブ」アプリを使って様々な情報を受け取ることが可能となり、広告主は従来のWebやアプリへのバナー出稿ではない形で、自社店舗へ誘導する。
今後、ゼンリンデータコムと博報堂DYメディアパートナーズは、アプリを活用した実証実験の結果をもとに、カーナビシステムへの組み込みやコネクテッドカーへの提供を想定したメディアサービスの開発を推進する。
《レスポンス編集部》
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