【国内最大! BMW新サービス拠点に潜入】その1
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同センターは、BMWユーザーの車検・鈑金塗装を行う集中センターとして、近隣のサービス拠点の作業を補完する役目を担っているのだが、注目したいのは、前代未聞ともいえる最新設備を導入しているところ!
オープン前に行われたプレス向けの内覧会では、国内で唯一のカーボン・フレーム、アルミ・ボディ修理に対応する最新設備が公開され、環境に配慮した水性塗料を使用する国内最大のBMW・MINIサービス拠点として運営していくことが発表された。
しかしながらその後、稼働後の現場状況を伝える情報はない……。そこでカーケアプラス編集部は「最新鋭の設備を揃えた工場の現場を取材させてください!」と、BMW広報部に熱烈な想いを伝えるも、すぐに取材許可はおりなかった。
諦めることを知らないカーケアプラス編集部。最初の打診から数ヶ月後、再三の粘り強いラブコールが通じたのか、12月初旬の午後に取材を行えることが決定した。この貴重な取材で見聞きした情報をじっくりお伝えすべく、本記事を含め4回に渡る現場レポートをお届けする!
◆駅からも高速からも近い好立地
木場サービス・センターは、首都高速9号線枝川ランプから車で5分。最寄り駅は東西線木場駅、またはJR京葉線潮見駅、有楽町線豊洲駅と三線が利用可能な好立地にある。実際に、取材当日も豊洲駅から10分ちょっと歩くとたどり着くことができた。思ったよりも近かったなというのが正直な感想である。
高層住宅と工場が入り混じる街並みを抜けると、目的の「BMW」のロゴ看板が目に入る。第一印象は「でかいなあ!」の一言。事前に写真で見てはいたものの、実物を目の当たりにすると、真新しい白い壁が眩しくその大きさに圧倒された。
建物正面、向かって左側の工場棟は、地上3階建ての工場と屋上に駐車場を備える。右手に併設された駐車棟には300台もの車両を収容できるという。この2棟は、各フロアごとにスロープで繋がっており行き来が可能だ。整備車両の出し入れを考えると、安全でとても効率的な作りである。また、敷地内入口にあるお客様駐車場に、急速充電器が設置されていたのが印象的だった。
◆広大な作業フロア!
3階建ての工場棟の延べ床面積は約12,500平方メートルと広大で、神宮球場のグラウンドと同じぐらいのイメージである。各フロアごとに役割が分かれているのが特徴だ。
詳しいフロアの説明は次回以降に譲るとして、まず1階部分について。ワークショップとリフトを備えた車両整備スペースで、検査ライン、洗車スペースなどをそろえた整備専用フロアだ。ちなみに、ショールームは併設していないが、明るく高級感のある受付があり、ゆったりとした待合スペースもあった。
2階に上がると鈑金専用フロアがあり、ボディパネルの交換・修復・フレーム修正まで対応する。また、広々とした会議スペースも用意されていた。
3階は塗装専用スペースで、室内の温度と湿度をコントロールし塗装作業に最適な空間が作れるようになっている。どのフロアもセキュリティカードで管理されていて、さすがBMWと思ってしまった瞬間だった。
◆月間1,000台の入庫を請け負う!
4月に営業を開始した当初は、月間で600~750台の入庫台数を請け負っていたという。それでも相当な入庫台数だが、我々が取材に伺った時には月間1,000台の入庫へ大幅に増大していた。
というのも、7月にオープンした日本最大のBMWショールーム「BMW GROUP Tokyo Bay」に入庫する車両に加え、11月から「天王洲サービスセンター」が請け負っていた鈑金塗装の仕事も引き受けるようになったためだとわかった。現状の入庫の内訳は、車検300台、鈑金300台、一般修理や新車・中古車の納車前整備などで400台だという。同センターでは、常時60名前後のスタッフが作業にあたっているが、今後、年明けの繁忙期を迎えると、さらに入庫が増大する可能性があるというから驚きだ。
ここまで、木場サービス・センターの概要をお伝えしたが、これだけではそのすごさは伝わらないかもしれない。そこで、気になる各フロアの詳細は、次回以降3回に渡ってお届けする予定なので、ぜひご覧あれ!
《カーケアプラス編集部》
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