【CES 2017】モノがユーザーのアシスタント兼パートナーに! ボッシュ
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IoTとはInternet of Thingsの略で、「モノのインターネット」と言われている。今までインターネットに繋がっていなかったようなもの、例えば冷蔵庫や電子レンジなどの家電、クルマなどがインターネットに繋がることだ。
ステージに立ったのはヴェルナー・シュトルト取締役会メンバー。「シンプルに。繋がっている(Simply. Connected.)」をスローガンとして掲げ、人に寄り添うパートナーとしてのスマートな製品とサービスを提供していくと発表。また、2020年までに世界のIoT市場は2500億ドル前後まで成長すること、家電メーカーでもあるボッシュは、それまでに自社の電子製品をすべてネットワークにつなげるのが目標だと述べた。
シュトルト氏はモビリティの改善にも言及。IoTのパーソナル化をクルマにも当てはめ、クルマがアシスタント兼パートナーとなると述べた。例えば、CESでボッシュが展示するコンセプト車両では、運転席に乗り込むとカメラがドライバーを認識、好みに合わせて自動的に様々な設定を調整するという。
また、高度な自動運転が現実のものとなった場合、それは「走るパーソナルアシスタント」となると発言。2025年までには年間95時間もの時間を、自動運転によって節約できるようになると同時に、米国だけで死亡事故を年間700件ほど減らすことが可能になると発表した。
運転の自動化だけでなく、IoTは未来の都市を形作ると言い、「コミュニケーションベースパーキング」というシステムを紹介。これは走行するクルマが超音波センサーを使い、路上で空いている駐車スペースを見つけ、それをクラウド上で共有するというもの。すでにドイツではテストが始まっているという。
その他、昨年のCESでも発表したスマートホームとインダストリアルIoTについても述べ、各場面においての「IoTのパーソナル化」について発表。IoTとしてネットワークに繋がることで、様々なモノが各個人に合わせることを可能とする。
最後にシュトルト氏は「ボッシュは生活のあらゆる場面でIoTのパーソナル化を推進する」と述べ、発表会は幕を閉じた。
【CES 2017】ボッシュ、IoTのパーソナル化…モノがユーザーのパートナーに
《関 航介》
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