【カーオーディオ・インストール雑学】パート7「サブウーファーの取り付け方」#04「ボックス製作においての注意点・その2」 | CAR CARE PLUS

【カーオーディオ・インストール雑学】パート7「サブウーファーの取り付け方」#04「ボックス製作においての注意点・その2」

レストア サービス
サブウーファーの取り付け例。製作:アークライド(千葉県)。
サブウーファーの取り付け例。製作:アークライド(千葉県)。 全 1 枚 拡大写真
カーオーディオユニットの、取り付けにおけるさまざまなノウハウを解説している当コーナー。現在は「サブウーファー」の取り付け方に関するあれこれを考察している。今週は、「ボックス製作においての注意点」の2回目をお届けする。

先週は、形や大きさの設計に関することについて解説した。今週は、ボックスを組み上げる際の注意点について考えていこうと思う。

さて、「サブウーファーボックス」を組み上げる際にもっとも重視すべきことはズバリ、“強度”だ。なにしろ「サブウーファー」自体が重い。箱が軟弱であったら、これを取り付けた際に支えきれない。

また、支えきれたとしても、鳴らしたときに箱がビビってしまっては元も子もない。低音をデリバリーするためのユニットが、ノイズの発生源となってしまうのである。

それに対しては、さまざまな対策が施される。まずは、「厚めの木材を用いる」ことが1つ目、それを「正確に切り出して、きっちり組み上げる」ことが2つ目。その基本に加えて、「内部に“補強”を入れる」ことが3つ目の対策となる。

“補強”には、さまざまなやり方が存在している。リブ的な意味合いで、内部の平らな面に添え木をあてがったり、コーナー部分に三角形にカットした木材をあてがったりするのがスタンダードな方法だ。さらには、重量級のサブウーファーユニットを使う場合には、鉄でフレームが組まれる場合もあるし、内部にFRPが流し込まれることもある。

なお、このFRPを流すという方法は、“強度”を上げるためともう1つの役割をになっている。それは、“気密性を高める”というものだ。「サブウーファーボックス」を作るにあたっては、“強度”と同等に、“気密性”も非常に重要なファクターである。それを確保するために、シーリング材等を継ぎ目に注入するなどの対策が施されることとなる。

今週はここまでとさせていただく。次週も、「サブウーファーボックス」の製作における注意点の解説を継続する。お楽しみに。

《太田祥三》

この記事の写真

/

特集