そこに本物のクルマが見える!…アウディがVRイベントを開催
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イベントレポート
ドイツで開発されたVRヘッドセットで、リアルさとディテールにこだわったアウディモデルの仮想体験が提供された。
屋外でキョロキョロしながら、何も置かれていない場所に手を伸ばす。周囲の人が見たら、なんとも滑稽な姿だが、ヘッドセットを装着している参加者はいたって本気。なぜなら、参加者の目の前に確かにアウディ車が“見えて”いるからだ。運転席や助手席に座るのはもちろん、インテリアを間近に観察したり、エンジンルームの中を覗き見るといったこともできる。
VR技術は今、自動車業界でも注目の技術だ。例えば、新車ディーラーなどでは展示車の在庫を抱えなくても、カラーバリエーションやパーツを変更した姿を来店者に簡単に提示ができる。
また、高級外車ディーラーなど普段は敷居が高くてなかなか近づけない場所も、VRがあることでイベント感覚で体験することができて、手軽にそのブランドを知るきっかけをつくれる。ほかにも様々なメリットが考えられ、その可能性はまだまだ広がりそうだ。
アウディはVRを積極的に導入している企業の一つだ。昨年6月にはドイツのミュンヘン空港にあったAudi Forumを「my Audi Sphere」にリノベーションし、アウディのもつ最先端のVR技術を使ったショールームとしてオープンしている。
また、2012年にはロンドンで「Audi City」の1号店をオープンし、パリ、北京、モスクワなどの国際的大都市に展開している。Audi Cityはデジタル技術と実際のディーラーの強みを融合したショップで、好みのアウディモデルを自分用にカスタマイズし、ほぼ実寸大のスケールでスクリーンに映し出すことなどのバーチャル体験ができる。今回の体験イベントは、同様の試みを日本でも導入することへの取り組みの一環だ。
アウディ ジャパンではこのような最新技術の取り組みをはじめ、様々なイベントを通してエンドユーザーにアウディブランドの浸透をすすめていく方針だ。
《カーケアプラス編集部》
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