【実践! サウンドチューニング】上級編 Part.4「ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ」その5 | CAR CARE PLUS

【実践! サウンドチューニング】上級編 Part.4「ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ」その5

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クラリオン・フルデジタルサウンドの、イコライザー調整画面。
クラリオン・フルデジタルサウンドの、イコライザー調整画面。 全 1 枚 拡大写真
カーオーディオの楽しむべきポイントの1つである、「サウンドチューニング」について、そのノウハウのいろいろをご紹介している当コーナー。今回も引き続き、「ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ」の解説を行っていく。

今週は、細かな注意事項をお教えしていこうと思う。「イコライザー」調整に関したことを中心としつつ、「サウンドチューニング」全般を楽しむためのテクニックをご紹介していく。

まず重要なことは、「ときどき休憩をはさむ」ことである。根を詰め過ぎると、何がいいのか悪いのかが、分からなくなってしまうことがある。いわゆる、ハマる、という状態に陥ってしまうのだ。そうならないためには休憩が必要だ。“耳を休める”という表現が使われる場合もあるが、一旦、音楽を聴くのをやめる、というのはリフレッシュ法として有効だ。

次におすすめしたいのは、「好きな楽曲で調整する」というものだ。集中力を保つためには、非常に重要なことである。人から調整向きだと進められた楽曲であっても、それが好みの音楽でなかったら、自分にとって向いている、とは言い切れない。対して、自分が好きな音楽からは、癒しの成分が出てくる。趣味として調整を楽しむべきだし、ここは自分の好きな曲を使い倒そう。

ただし、タイプの異なる曲を用意したほうがいいことも確かだ。プロの中には、調整用の楽曲を、4、50曲用意している、という人もいる。調整したいポイントに応じて、それに向いた楽曲を使いたいからであるのだが、それを見習って、タイプの異なる曲をたくさん用意しておくことも重要だ。ハマったときに気分を変えることも可能となる。

また、「イコライザー」の場合は特に、「ハマったらフラットに戻す」、というのもコツの1つだ。ただし、ある程度作った調整データをメモリーしておくこともお忘れなきように。振り出しの状態と、今現在の音とを聴き比べながら進んでいこう。

今週はここまでとさせていただく。次週もこれに引き続いた内容をお贈りしていく。お楽しみに。

《太田祥三》

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