【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その1 | CAR CARE PLUS

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その1

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カロッツェリアのDEH-7100(税抜価格:2万3000円)。当機には『サブウーファー出力』が搭載されている。
カロッツェリアのDEH-7100(税抜価格:2万3000円)。当機には『サブウーファー出力』が搭載されている。 全 1 枚 拡大写真
カーオーディオにおいては、「サウンドチューニング機能」を使いこなせるか否かが、良い音で音楽を楽しめるか否かのカギとなる。というわけで、そこにはどのようなノウハウがあるのかを、1つ1つ解説している当コーナー。今週からは、新たなテーマでお贈りしていく。

新たなテーマとは、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」。どのような機器を手にするとどんな調整機能が得られるのか、その状況を考察していく。

まずは、『1DINメインユニット』について見ていこう。

ところで、『AV一体型ナビ』が隆盛を極めるようになって以降、『1DINメインユニット』は、どちらかと言えばマイナーな存在となっている。しかしながら、『AV一体型ナビ』は必要ない、と考えるユーザーも少なくなく、そのような方にとってのカーオーディオメインユニットとして現在でも使われ続けていて、機器自体も進化も継続中である。

なお『1DINメインユニット』は、リーズナブルであることも特長だ。対応メディアを絞ることで、1万円を切る製品も存在している。ただし、手頃な機種になるほど「サウンドチューニング機能」は簡略化されている。2万円代以下のユニットでは、イコライザーに関しては5バンド程度であり、「タイムアライメント」機能は未搭載である場合も多い。

ただし、廉価なユニットでも、サブウーファー出力を備えた機器は結構ある。当出力が備わっていると、システム発展性が向上し、さらにはサウンドコントロール性も向上する。当出力を備える場合、フロントスピーカー側に“ハイパスフィルター”をかけられるようになる機種も多く、この機能がコントロール性の向上にひと役買ってくれるのだ。

この機能があると、ドアのスピーカーに“ローカット”をかけることが可能となる。低域の信号をカットして、ドアのスピーカーの負担を減らしてやることができるのだ。当機能は、サブウーファーを導入しないときでも効力を発揮する。

というわけなので、リーズナブルな『!DINメインユニット』の購入を検討する際には、サブウーファー出力の有る無し、かつ“ハイパスフィルター”が搭載されているか否かを、ぜひともチェックしてほしい。これがあることで、使い勝手は確実にワンランク上昇する。

今回はここまでとさせていただく。次週は『1DINメインユニット』の上級機についてみていこうと思う。お楽しみに。

《太田祥三》

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