【意識調査】スポーツカーオーナーの4割が“ガソリンスタンドをブランドで選ぶ”という事実
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【考察その1】スポーツカー保有者の4割はガソリンスタンドのブランドで選ぶ!
ガソリンスタンドを選ぶ基準は、主に「価格(75%)」と「場所(61%)」であることが分かった。
以降、「営業時間」と「ガソリンスタンドのブランド」が20%、有人やセルフといった「形態」が15%、「サービス内容」が12%で、「価格」と「場所」以外の割合は全て20%以下となっている。
なお、「特典」は8%で、ドライバーのガソリンスタンド選びに、さほど影響しないようだ。
所有する車種別でみると、スポーツカー所有者にガソリンスタンドを選ぶ際の特徴が出ている。
「価格」を基準に選ぶ割合が、スポーツカーのみ唯一7割を切る67%で、一番割合の高かったSUVの77%と比較すると、10ポイントほど低くなっている。
また、所有者全体では「ガソリンスタンドのブランド」が22%となっているところ、スポーツカー所有者は、38%で、16ポイント上回る結果となった。
スポーツカーは他の車種に比べ、ハイオク指定の車両が多くなっている。ハイオクガソリンはブランドごとに特徴が異なるため、スポーツカー所有者は自身の好みに合ったブランドのガソリンスタンドを選ぶ傾向にあるのかもしれない。
【考察その2】よく利用するガソリンスタンドは「セルフ式」が7割超え!
よく利用するガソリンスタンドの形態は「セルフ式」が72%となった。「有人式」は15%で「どちらとも言えない」が13%。週に2~3回以上運転している人は、8割近くが「セルフ式」と回答し、運転頻度が高いほどセルフ式を選ぶ傾向にある。
運転頻度が月に2~3回以下の場合、「どちらとも言えない」の割合が2割を超え、どの形態のガソリンスタンドで給油するかは、特に決まっていないようだ。
【考察その3】セルフ式で困るのは「窓ふき・洗車等がない」こと
「セルフ式」のガソリンスタンドで困ったことは、「有人式」ではスタッフが行ってくれることの多い「窓ふきや洗車等がない」が24%で最も多くなった。以降、「手が汚れた」が18%、「料金の支払い方法」が17%、「機械の操作方法」が16%と続く。一方で、困ったことは「特にない」という人は15%となっている。
その他では「タイヤの空気圧を見てもらえない」という声が多くあがった。
【考察その4】64%が「満タン」給油。金額指定する場合は3,000円以内
ガソリン給油時には、64%が「満タン」を指定している。「金額」指定は27%、「リッター」指定は9%となった。年齢が上がるにつれ、「満タン」指定の割合は高くなり、「金額」指定は年齢が低いほど高い傾向にある。「リッター」での指定は、年代別でみてもあまり差はなかった。
給油時に「金額」を指定する場合、1回あたりの給油額で最も多かったのは「2,000円~3,000円(49%)」だった。次いで「3,001円~5,000」が26%、「2,000円未満」が21%という結果になった。
年代別でみると、20代は他の年代よりも「2,000円未満」を指定する割合が高く29%で、「2,000円~3,000円」の51%を合わせると、約8割が3,000円以下を指定していることが分かる。
20代以下の人は、給油時に満タンを指定する割合が低いことからも、必要に応じて、手頃な金額でこまめに給油していることが伺える。
「リッター」指定は、「21~30リットル」が最多で38%、次いで「10~20リットル」が31%となり、10リットル以上30リットル以下で約7割を占めた。
車種別で見ると、「10リットル未満」を指定するのは、軽自動車とコンパクトカー、ミニバンのみとなった。
また、軽自動車とコンパクトカーは「~30リットル」以下の指定が8割を超えている。SUVとスポーツカーは、指定する給油量が他の車種よりも多く、「31リットル」以上が約6割で、車種によって給油量の指定に違いがみられる結果となった。
ガソリンスタンドの件数は年々減少傾向にあるものの、2000年3月末は500件以下だったセルフ式のガソリンスタンドは、2016年9月末には1万件近くにまで増加している。
こういった背景も影響しているのか、今回のアンケートでは、給油時には「セルフ式」のガソリンスタンドを利用する人が7割を超える結果となった。
一方で、ガソリンスタンドを選ぶ基準で「形態」と回答した人は15%にとどまっていることから、給油したい時に、希望する価格のガソリンスタンドがあることが重要なのかもしれない。
なお、2016年度のロードサービス出動件数の第5位は、「燃料切れ」という結果が出ている。必ず燃料警告ランプが点灯する前に給油して、快適なドライブを楽しみたい。
《カーケアプラス編集部》
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