【業界動向】LIBERALA西宮の佐藤店長に聞く…輸入中古車市場のいま | CAR CARE PLUS

【業界動向】LIBERALA西宮の佐藤店長に聞く…輸入中古車市場のいま

特集記事 インタビュー
地域の輸入車、買取もお任せを!(LIBERALA西宮の佐藤店長に話を聞く。)
地域の輸入車、買取もお任せを!(LIBERALA西宮の佐藤店長に話を聞く。) 全 18 枚 拡大写真
全国展開するIDOM(旧ガリバーインターナショナル)の輸入車専門チャネルとして展開中のLIBERALA(リベラ―ラ)。国道2号線沿いに店舗を構えるリベラ―ラ西宮の佐藤店長にお話を伺った。

店内には高年式のドイツ車中心に展示され、ウッディな内装と、国道に向けて開口部を持つ大きなショーウィンドウ、そして高い天井がもたらす気持ちのいい空間が限られたスペースの中に作り出されている。

特に目を引くのは、リベラ―ラの他の店舗でも実績のある立体展示の可能なリフトだ。訪問した際には、アウディ『S5』とメルセデスベンツの『CLS63AMGシューティングブレーク』が立体展示され、前の国道を走行中のクルマにもその強い存在感をアピールしていた。

神戸芦屋と逢坂に挟まれたエリア、日本全国的に見ても特に輸入車の多い地域の一つ。さぞ地場のお客様が来店されて商談、地元への納車も多いのかと思うとそうでもないようだ。

「実は近隣のお客様が来店されて購入してくださるケースは、無くはないですが、多くもないです。特徴的な在庫をお電話やネット経由で、来店しないで購入されるケースがかなり多いのは特徴ではないでしょうか」と佐藤店長は話す。特徴的な在庫とは、車種はもちろん、その中でも珍しい仕様、グレード、装備、カラーコーディネートのクルマのこと。実際に新車で選択すると、相当なコストを要する仕様だったり、納車まで時間を要する仕様のクルマたちだ。

「そうしたクルマは、エリアに関係なく、中古車情報媒体などを経由してお問い合わせをいただき、購入されるケースがほとんどです。京都、大阪、兵庫県内、和歌山県くらいですと、現車を確認にお見えになることもあります。それ以外は北海道から九州あたりまで、電話で購入の意思を頂戴し、最寄りの店舗で納車か陸送納車が多いですね」と佐藤店長は話す。

もともと全国展開でクルマの買取を行ってきたガリバー、現在ではリベレーラ店舗も全国に展開。「車をご覧にならずに決められるお客様からは、最寄りの店舗でのアフターフォローや、保証対応などをしてもらえるかというお問い合わせが多いです。特別な仕様のクルマに共感して選んでいるお客様にとって、こうしたことは十分条件ではないにせよ、最後に決断される過程での必要条件としては評価してもらっているのかもしれません」と佐藤店長。

ただ、もちろん地元での認知のさらなる向上に佐藤店長は意欲を示す。「もともとこの地域は輸入車のディーラーが多く、新車で購入しているケースが多い地域です。私たちは後発でこの地に参りましたので、まだ地域の皆様に覚えていただく段階ではないでしょうか」。

「先日も住宅展示場でイベントを行いましたが、お店を認知してもらい、選択肢の一つに入れていただく。その中で、次に新車を購入されるという際に、今お乗りのクルマの方だけでも、私どもで買取させていただければありがたいことです。新車を乗り継がれる方のクルマはコンディションのいいクルマが多く、そういうクルマを探されているお客様は、先ほどお話した通り、全国にいらっしゃいます」と、佐藤店長は話す。

「また、ディーラーの移転などの動きも活発で、この2号線沿線にプレミアムブランドのディーラーが集まりつつあるようです。下取り以上の一歩踏み込んだ条件を提示して、乗り換えのお手伝いをさせていただければと考えております。ナンバーのついている在庫は試乗も可能です」

その上で、他店にない価値ある特別な一台を全国のお客様に提案したいと佐藤店長は話す。何千台と同じ車種はあっても、他にない「その一台」だけの価値。そういうクルマの買取へも佐藤店長は強い意欲を示す。

「芦屋、逢坂で輸入車の買取はお任せ下さい!」LIBERALA西宮の佐藤店長に最新の動向を聞く

《中込健太郎》

この記事の写真

/

特集