ランボルギーニのセールスマンに訊く…その人気のワケ
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エンスージアストのみならず憧れる人が多く、老若男女がこのクルマにはくぎ付けになり、会場内でのランドマークのようになっていた。静岡県内にはディーラーがないランボルギーニを紹介できるこの機会が、実はとても意義深いとセールスの吉田氏は話す。
「静岡にもランボルギーニを検討されている方が実はかなりいらっしゃいますが、皆さま気にされているのは名古屋との距離感でした。アフターのメンテナンスや、トラブルが発生した際に、もしも時間を割いて名古屋まで持ち込まなければならないというのは高いハードルです。けれども実際には私たちはローダーで引き取り、納車は対応させていただきます。説明をさせていただけたということだけでも、出展できたことは有意義だと思います」とのことだ。
今回展示された2台のランボルギーニ、アヴェンタドールとウラカンスパイダー、どちらが人気なのだろうか。「それについては、綺麗に半々に分かれる印象です。クルマとしての扱いやすさを意識して、実際に使用してカーライフをより豊かなものにしようという方にはウラカンは人気です」。
「一方で、ランボルギーニは昔からの憧れ、という方は、アイコニックなドア形状、開閉時にポップアップさせて乗降するシザードアを持ち、今や大変貴重な存在になった12気筒エンジンを搭載した、夢のクルマとしての理想を追い求めたアヴェンタドールを選びたいとおっしゃいます」
「ただ、どちらのモデルであっても興味を持たれる方々に共通するのは、とにかくクルマが好きで、ランボルギーニが好きということです。クルマ自体はいまやAT限定免許で運転できます。けれども、ステータスシンボルとしてクルマを考えている方は、結局最終的にお求めになられないケースが多いです。本当に好きかどうか。オーナーへの道が開かれるかどうかはその一点かもしれませんね」と吉田氏は話す。
多くの人が想像するよりハードルは低くなっているものの、依然、想いと情熱がある者だけに乗ることが許されるランボルギーニ。ハードルは高くはないかもしれないが、だからと言って誰にでもたやすく乗りこなせるクルマでは決して無い。そういうというところに、ランボルギーニがスーパーカーとして多くの人から注目され、憧れの対象になる理由があるようだ。
【プレミアムワールドモーターフェア】「ハードルは低い」ランボルギーニ名古屋が静岡で伝えたかったこと
《中込健太郎》
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