【カーオーディオ・マニア】ワゴンRスティングレー by Warps 前編(オーナー:佐々木堅一さん)
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◆イベントで出会った
オーディオカーに衝撃を受ける
ドレスアップカーが大好きだったオーナーの佐々木さん、仲間がドレスアップ系のイベントにエントリーしたこともあって誘われてイベントに参加した。会場には友達の車に乗せられて行き、イベントではいろんなクルマを見て楽しんでいたという。そんな中で、友人のクルマのすぐ近くにオーディオカーがエントリーしていた。その時まで佐々木さんは「まったくオーディオには興味なかったです」というほどのノーマークなジャンル。しかしそのカスタムオーディオを見た瞬間にその思いはガラリと覆ることになる。
その時に出会ったカスタムカーは今ではWarpsでオーディオ仲間になっているゆっぴさんのクルマだったのだ。「そこでオーディオカーを見たときに、良いなー自分も作りたいなーって思ったんです」。それまではまったく興味が無かったオーディオが一気に近い存在になったのがこの瞬間だったという。
しかし、きゅみがわいてもすぐさまカスタム開始というわけには行かない事情もあった。オーナーのまだ小さくいろいろ手が掛かるしお金も掛かる次期、そんな家庭の事情もあって自分のクルマへのカスタムにも制約がった。その具体的な内容は「外装はノーマル」「足まわりをいじるのもNG」だった。本当はセダン好きなのに乗って良い車種も「軽カー」に限定されていた。しかしオーディオカーを見たときに「内装だけでもここまでのカスタムができるんだ!」と急にやる気が出てきたのだという。そんな思いが芽生えるといてもたってもいられなくなった。
◆カスタム話が盛り上がり
一気にインストールを開始
思い立ったら早速行動に出るオーナー。イベント会場でもらった名刺を手がかりにゆっぴさんがインストールをお願いしたオーディオプロショップであるWarpsに出かけた。はじめてショップを訪れたときには「オーディオってすごく高いものなんじゃないかな?」と少々ビビり気味。「最初は話だけ聞いてプランを考えてみよう」と軽い気持ちで来店したのだという。
しかしショップのスタッフと話してみると、カスタムの話で大盛り上がり。いろんなプランがドンドン生まれてきて楽しくなっていったと言う。しかし先の事情もあってオーナーが「どうしようかなー」と考え込んでいると、ショップに来ていたまわりのユーザーから「そんなに好きなんだったらやればいーじゃん」と後押しされたのだという。
しかし小さな子供も養っているオーナー、奥さんもクルマ好きだけど現実的には今は予算がなかなか厳しいと思っていたという。「今すぐ使えるカスタムも予算もないし……」とさらに悩んでいた時に思いついたのが実の弟だった。「カスタム費用を弟に借りよう!」と思い立ち即連絡。「あっさりとカスタム費用を貸してくれることになったんです。その上、ショップにオーダーする最後の一押しをしてくれのも弟でした」。
その相談の後に弟もカスタムオーディオに興味を持ちはじめ、今では二人でカスタムプランを考えるまでになっているという。兄弟でカスタムオーディオを楽しめるようになったのも、そんなきっかけからだったのだ。
◆見る人にインパクトを与える
ラゲッジデザインを目指す
「内装だけもでここまでできる」と思い立ってはじめたオーディオインストール、オーナーが思い描いたスタイルはイベントで見たオーディオカーのような魅せるトランクだった。リアハッチを開けると自分流にドレスアップを施したオーディオボードが見える、デザインでギャラリーを圧倒できるようなカスタム作りを目指すことになった。「ぱっと見て誰にでもインパクトを与えられるようなラゲッジ、ギャラリーに覚えてもらえるようなデザイン、もちろんイベントに行けば目立って人が集まるようなカスタムオーディオが自分にとっての理想のスタイルです」。
そんな熱い思いをショップのスタッフにぶつけてカスタムを開始。ハードルの高いオーダーだったが、完成が楽しみでデビューを待ち望む毎日だったという。この頃には、さまざまなカスタムスタイルも見て詳しくなっていた。ショップに集まる仲間とも仲良くなっていき、どんどんカスタムオーディオを楽しむ環境が整っていった次期だった。
次回はカスタムが完成してから大きく変わるカーライフや、オーディオとの付き合い方などについて紹介することとしよう。
car audio newcomer! U-23 スズキ ワゴンRスティングレー(オーナー:佐々木堅一さん) by Warps 前編
《土田康弘》
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