【自動車豆知識】早めの「車検予約」がオススメ! 車検のベストな時期やタイミングとは?
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◆車検の有効期間はいつからいつまで?
車検の有効期間は車種ごとに決まっています。
例えば、自家用自動車では初回が3年、2回目以降は2年ごとに受けなければなりません。
・自家用
乗用車(普通者・軽自動車・3輪車)は初回3年、2回目から2年ごと
二輪車(251cc以上のオートバイのみ)初回3年、2回目から2年ごと
◆新車登録から10年以降の車検は、何年に1度?
以前は新車登録をしてから10年目以降は1年に1度車検を受けなければいけませんでした。しかし1995年7月から道路交通法が改正され、自家用であれば10年目以降であっても2年に1度の車検で良いことになりました。
ただし、
・貨物自動車(1トン以上)
・タクシー
・バス
など事業用途の車は10年目以降も1年に1度の車検が必要です。
◆車検の満了日はどこで確認できる?
車検をパスすると、車検をパスした車両であることの証明として「自動車検査証」と呼ばれる書類と「検査標章」と呼ばれるステッカーが貰えます。そこで、書類とステッカーから車検の満了日を確認する方法をご紹介します。
車検満了日は「自動車検査証」で確認するのがオススメです。車検の満了日を確認する際に最も確実なのが「自動車検査証(車検証)」です。自動車検査証の左下にある、『有効期間の満了する日』の日付が満了日です。この満了日までに車検を受けなければいけません。
以下でご紹介する「検査標章」では車検満了日の正確な日付までは記載されていません。そのため、車検満了日は「自動車検査証」で確認するのがオススメです。
◆「検査標章」でも年月まで確認できる
※出典:http://www.mlit.go.jp
検査標章と呼ばれるステッカーは車前面の見えやすい位置に貼り付けられています。このステッカーには車検満了となる年月が記載されていますが、日付までは記載されていません。
◆車検切れの車で道路を走行したらどうなる?
車検を受けていない・車検が切れた車、いわゆる無車検車を道路で走った場合はどうなるのでしょうか? 無車検車で走った場合は道路運送車両法第58条の違反です。道路運送車両法第108条により、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課されます。
加えて、6点が加算されます。そのため、行政処分歴が過去になく違反点数0点の人であっても30日の免許停止処分になります。
◆車検のタイミングに損得はある?
車検満了日の1ヶ月前から受けることができる車検ですが、実は所有者の希望があれば車検満了日の半年でも1年前でも車検を受けることができます。車検を受けるタイミングによって損得はあるのでしょうか?
所有者の希望があれば、車検満了日の半年前でも1年前でも車検を受けることは可能です。しかし、車検満了日より1ヶ月以上前に車検を受けると損になってしまいます。
例えば、こんなケースを想定してみましょう。
・車検満了日
2018年3月15日 の場合
・1ヶ月以上前
2018年1月20日
次の有効期間は2018年1月20日~2020年1月20日となり、実質的に車検の有効期間を縮めたことになってしまいます。
◆車検が混雑するのは3月と12月
1年間の中でも、3月と12月の車検は混雑するといわれています。どちらも新車販売台数が増える月で、新車登録が行われると結果的に3年後の3月と12月が混雑するからです。
・3月
決算期の値引きなどで販売台数が増え、新車登録が増える3月は結果的に車検が混雑します。
・12月
年末商戦で販売台数が増え、車検屋さんが休みを取るため車検が混雑します。
特に、3月と12月の土日は車検の予約が取りにくくなります。前倒しで車検の予約をすることで、混雑を避けた方が賢明です。
車検の期間について、車検の満了日の確認方法から混雑時期までご紹介しました。車検は満了日の1ヶ月前から予約をすることができます。早め早めに車検の予約をしましょう!
車検のベストな時期、タイミングは?有効期間はいつからいつまで?
《カーナリズム編集部》
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