進化したギヤアクション! 新型ポリッシャーの気になる“実力”を徹底レポート
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■抜群の“キレ味”
「とにかく研磨力が高いです」、PEG-132についてこう評するのは、クリスタルプロセス企画開発部の稲田拓也課長だ。「キレ味が良く、キズを取るスピードが速い。また、磨きキズが付きにくいのも大きな魅力。基本性能の高さを感じます」と続け、その印象を語る。稲田氏の言葉通り、同製品のウリはそこにある。クラスNo.1のハイパワーと、最大の偏芯量が研磨力の高さを裏付ける。特筆すべきは、特許出願中という独自の軌跡<図A>を持つパッドの動きだ。一回転ごとに頂点が1/5ずつずれることで、磨きキズを付きづらくするのだ。ぜひとも、QRコードから動画でその軌跡をチェックして欲しい。
さらに稲田氏は、「性能の高さに目が行きがちですが、重心が安定していて機械そのもののバランスが良い。毎日使うものですから、とても大事なことです」と加え、使い勝手にも太鼓判を押す。
■研究開発メーカーの出す「最適解」とは
そして、ケミカル製品の研究開発メーカーという立場で、各種メーカーの様々なツールのテスト結果から、施工店に対して最適な使用法の提案を行うのが“クリスタルプロセス流”だ。本機についても同様で、同社の研磨剤「一発鏡面ハード」と「ロングウールバフ」の組み合わせ<画像A>でその実力を最大限に引き出す。「機械の実力も大切ですが、いかに相性の合う研磨剤とバフを組み合わせられるかが肝心です」と稲田氏。数々のテスト結果に裏付けられた説得力のある言葉だ。実際の実力の程は、<画像B>を見れば一目瞭然。「最終的には、一発鏡面『匠』という濃色車の最終仕上げまで可能なコンパウンドとダブルアクションで仕上げていただくのが良いと思いますが、磨き工程の85%はPEG-132とこの組み合わせで完了します。淡色系であれば、そのまま仕上げられるケースもあり、従来のギヤアクションの枠を超えた使い方が可能です」(稲田氏)
■“最良”のコンビがもたらす驚きの結果
磨き作業の工程に、“劇的”とも言える変化をもたらすコンビネーションだが、この最適解の結果として、作業時間が飛躍的に短縮されたのだという。「車両の状態にもよりますが、ウチでオススメする組み合わせで作業していただくと、従来の半分から3分の2ぐらいの時間に短縮できます」との発言が!もちろん仕上がりのレベルも高いままだと言うから驚きだ。現在、多くの施工店でリョービブランドのポリッシャーや、クリスタルプロセスの研磨剤、バフが使用されていると思うが、今回ご紹介した組み合わせでお試ししてみてはいかがだろう?仕事に変化をもたらすことは間違いなさそうだ。
■ココも注目! “脱着式”で電源コード問題を解決!
今回の新製品でもう一つ注目なのが「脱着式」の電源コードだ。意外なことだが、従来のポリッシャーには脱着式のコードという発想は無かった。「正直、そこについて気にしたことも無かったですが、実際に使うとこんなに助かるものはないですよ」と感想を語る稲田氏。今までは、コードを本体に巻き付けて棚に収納するため、かなりのスペースを取り、片付けにも手間取っていた。コードが脱着できるようになり、そうした心配が無くなるのも大きなメリットと言える。
加えて、付属の5m(付属がないモデルも用意)の他にも、別売りで10mのロングコードがあり重宝するという。「5mだと、クルマ1周を取り回すのが難しいですが、10mあれば十分足ります。以前は、長いコードを自作していたのですがその必要も無くなりました。これも脱着の“恩恵”ですね」(稲田氏)。蛇足だが、別売りコードには「赤」のカラー設定もあり、“魅せる”仕事をウリにするショップには、ぜひ、オススメしたい。
■コードを共有できる「シングル」と「ダブル」もラインアップ
リョービブランドでは、今回紹介したギヤアクションの他にも、シングル、ダブルのモデルも取り揃え、様々な用途に幅広く対応する。もちろん電源コードは「脱着式」。作業中のポリッシャーの持ち替えなど、わずらわしい電源の差し替えや、足元がコードだらけといったことも無い。ストレスなく作業に没頭できるのは大きな魅力だろう。3モデルまとめてその実力を体感して欲しい。詳しくは、同社のホームページでご確認を。
<スペック>
回転数:200~660min-1
偏芯量:7.7mm
電流:11.6A
消費電力:1,100W
パッド径:125mm
質量:2.2kg
サイズ:長さ212×高さ295×幅125mm
■付属品
・補助ハンドル
・脱着式キャブタイヤコード5m
■問い合わせ
京セラインダストリアルツールズ販売株式会社
ナビダイヤル 0570-666-787
《カーケアプラス編集部》
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