【カーオーディオ・マニア】四国の実力プロショップが教える! DIATONEの「魅力」と「楽しみ方」…Part.1 | CAR CARE PLUS

【カーオーディオ・マニア】四国の実力プロショップが教える! DIATONEの「魅力」と「楽しみ方」…Part.1

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サウンドカーペンター(愛媛県)。
サウンドカーペンター(愛媛県)。 全 6 枚 拡大写真
国産人気カーオーディオブランド"DIATONE"の魅力を改めて探るべく、各地のプロショップを訪ねている。今月は、四国の実力ショップ2店で訊いた話を紹介する。同ブランドならではの良さと、さらにはこれを楽しみ尽くすためのコツまでをたっぷり教えていただいてきた。

まずは、愛媛県の『サウンドカーペンター』の仲尾代表に訊いた話から紹介していく。


■もっとも印象深い"DIATONE"製品は、『DS-SA3』。

最初に、歴代の"DIATONE"製品の中でもっとも印象深かったモデルを教えていただいた。

「2006年に発売された『DS-SA3』ですね。その後に登場する当時のフラッグシップ機『DS-SA1』と比べても、コストパフォーマンスが高い分『DS-SA3』のほうが勝っていたと思うんです。サウンド的にも、ふくよかで野太くて好きでしたね。

そして、『DIATONE SOUND.NAVI』の初代モデルもインパクトが大きかったです。

『DIATONE SOUND.NAVI』が発売されるよりもかなり前から、AV一体型ナビはなくてはならないものになっていました。ナビ機能はもちろん、車内にはモニターが必要でした。結果、ハイエンドオーディオを楽しもうとする場合には、ナビと1DINメインユニットの両方をインストールしなくてはならない。これには結構無理がありましたから、ナビとハイエンドメインユニットとの複合機が出ないものかとずっと待ち望んでいたんです。

ようやく"DIATONE"が出してくれた、そういう思いでしたね。

ちょうどお店のデモカーを新しくしようとしていたタイミングだったので、クルマを用意して早速搭載しました。組み合わせたスピーカーは『DS-SA3』でした。それを2chパワーアンプ2台で、LchとRchとで分けて使って鳴らしました。

ちなみにそのデモカーは今も現役で頑張ってくれています。以後スピーカーはいろいろと替えてきましたが、メインユニットには常に『DIATONE SOUND.NAVI』を使ってきました。それを核に、ハイエンドシステムの音を聴いていただくためのクルマとして使ってきたんです」


■"リアスピーカーをサブウーファー的に使う"という作戦を有効に実践可能。

さて、早速核心に迫ろうと思う。仲尾さんに、『DIATONE SOUND.NAVI』ならではの楽しみ方について訊いてみた。

「『DIATONE SOUND.NAVI』ならではの楽しみ方というと、1つお薦めがあります。

低音を強化したいけれどトランクにサブウーファーを積みたくない、というときには、"リアスピーカーをサブウーファー的に使う"という作戦をお薦めする場合があるのですが、メインユニットが『DIATONE SOUND.NAVI』なら、その作戦をより効率的に実践可能です。

リアドアをデッドニングして低音を鳴らしてもビビらないようにした上で、"クロスオーバー"と"EQ"も駆使してリアスピーカーがサブウーファー帯域だけを鳴らせるように設定し、サブウーファーとして使うんです。

リアスピーカーが純正のままでも案外効果が出ますよ。ローエンドまで伸びるタイプの低音ではありませんが、量感はプラスできるんです。

ちなみに、サブウーファー出力を使いパワーアンプも導入した上で、リアスピーカーをサブウーファー的に鳴らすというやり方もできますね。そうするとフロントスピーカーをマルチアンプ駆動できますから、その点ではメリットが出てきます。しかしサブウーファー用のパワーアンプが必要になる分、少々ハードルは高くなります。

『DIATONE SOUND.NAVI』なら"マルチウェイ・タイムアライメント"が搭載されていますので、リアスピーカーでサブウーファー帯域を鳴らす方法を選択しても、フロントスピーカーを詳細にコントロールすることが可能です。ここがミソです。

また"マルチウェイ・タイムアライメント"を活用することで、フロント2ウェイスピーカーを"仮想3ウェイ"としてコントロールすることも可能です。2ウェイのままでコントロールしたほうが良いときもありますが、トゥイーターのクロスポイントが高いときには特に、この機能は使いたいですね」


■『DIATONE SOUND.NAVI』は、初心者から上級者まで幅広い層に使われている。

続いては、『DIATONE SOUND.NAVI』はどんなユーザーに使われているのかを訊いた。

「幅広い層に使われています。『DIATONE SOUND.NAVI』は、エントリーユーザーも上級者も、両方を満足させられる数少ない製品の1つです。

なお上級者の方には、2通りの使われ方がされています。これを核としてハイエンドサウンドが追求されることはもちろん、『今度はシンプルにカーオーディオを楽しみたい』と考えられたときにも、『DIATONE SOUND.NAVI』が選ばれています。『DIATONE SOUND.NAVI』は内蔵パワーアンプのクオリティが高く調整機能も充実していますから、本格システムをシンプルに完結させることができるんです。

そして、カーオーディオが未経験の方からも注目されています。皆さまいろいろと調べられて、噂を聞きつけていらしてくださいます。代々『DIATONE SOUND.NAVI』は、新規のお客様の掘り起こしにも相当に貢献してくれました。当店にご来店される新規のお客様の多くは、『DIATONE SOUND.NAVI』を指名買いされる方でしたから。

『DIATONE SOUND.NAVI』は専門店で取り付けてこそ利点を得られますから、これにご興味をお持ちでしたらぜひ、プロショップに足を運んでいただきたいですね」


■『DIATONE SOUND.NAVI』ならば、どんなスピーカーを組み合わせても良さを引き出せる。

『DIATONE SOUND.NAVI』に組み合わせるお薦めスピーカーも訊いてみた。

「スピーカーを選ばないところも『DIATONE SOUND.NAVI』の良さです。ご予算に応じてお好みのモデルを選んでいただきたいですね。純正スピーカーのままでも今よりも良い音になることは確実です。デッドニングをして、さらにコントロール機能を使って状況を整えていくことで、眠らせていた性能をフルに引き出せますから。

市販スピーカーに換えればさらに音は良くなります。手頃なモデルでもハイエンドスピーカーでも、『DIATONE SOUND.NAVI』ならばそれぞれの良さをしっかりと引き出してくれるでしょうね」

ところで昨今、ナビが交換しにくい車種も増えている。そのような中で『DIATONE SOUND.NAVI』の存在感に変化は起きているのだろうか。

「確かに、ナビが交換しにくい車種は以前と比べても増加傾向にありますよね。しかしながら販売が好調な軽カーやコンパクトカーなどでは、メインユニットが交換可能な車種のほうが多いです。交換できるのであれば、『DIATONE SOUND.NAVI』はお薦めの1台です。依然、大きな存在感を発揮しています。

『DIATONE SOUND.NAVI』は毎年新製品がリリースされ、その都度、市場に活気を与えてくれました。カーオーディオ業界にとっての貢献度はものすごく大きいと思っています。スピーカーも含めて、今後も"DIATONE"に期待し続けたいですね」

いかがだったろうか。仲尾さんからは、"DIATONE"の魅力と、『DIATONE SOUND.NAVI』のスペシャルな運用術まで訊くことができた。

最新モデルでは待望の8型も登場し、さらに魅力を増している『DIATONE SOUND.NAVI』。そして最新スピーカー『DS-G300』、ニューフラッグシップスピーカー『DS-SA1000』といったDIATONEスピーカー群も好調に人気を博している。これらの音が気になっているのであれば、まずは"DIATONE"の総合情報サイト『CLUB DIATONE』でお近くの専門店をチェックしよう。そしてそこに足を運び、この実力をご自分の耳で確認してほしい。今度の週末にでも、ぜひに。

プロショップが教える"DIATONE"の「魅力」と「楽しみ方」。Part.1

《太田祥三》

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