マツダ「ロードスター」が誕生30周年…今も進化する「人馬一体の走る歓び」 | CAR CARE PLUS

マツダ「ロードスター」が誕生30周年…今も進化する「人馬一体の走る歓び」

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ロードスターの展示とトークセッション(東京ミッドタウン日比谷)
ロードスターの展示とトークセッション(東京ミッドタウン日比谷) 全 5 枚 拡大写真
マツダは3月25日、スポーツカー『ロードスター』が今年で誕生30周年を迎えるのを機に、東京本社で報道関係者向けに歴代モデルの概要などの説明会を開いた。

ロードスターは1989年5月に『MX-5ミアータ』の名称で米国で発売され、同年9月にはユーノス『ロードスター』として日本市場にも投入された。発売翌年には世界で約7万6000台の販売となり、自動車マーケットにライトウェイトスポーツカーを復活させる原動力になった。

累計生産が53万台超となった2000年には「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」として、ギネスブックの認定を得ており、その後も記録を更新した。1998年に2代目、2005年に3代目、2015年から現行モデルの4代目を投入し、2019年1月までの累計生産は109万台に達している。

1950年代に価格的にも購入しやすいスポーツ車として誕生したライトウェイトスポーツカーは、その後の排ガス規制の強化などにより1970年代に衰退した。現ロードスターの開発担当主査兼チーフデザイナーである中山雅氏によると、マツダは83年にその復活に向けた検討を本格化させた。86年に当時社長だった山本健一氏が「このクルマには文化の香りがする」と指摘し、商品化を指示したという。

初代の開発では伝統様式のFR(前部エンジン後輪駆動)を採用するとともに、「人馬一体の走る歓び」を追求したが、その方針は進化を遂げながら4代目まで引き継がれている。マツダは、30周年の記念イベントのひとつとして、25日に東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)の1階アトリウムで歴代ロードスターの展示や中山主査らによるトークショーなどを開いた。

また、「朝焼け」をイメージしたオレンジ系の特別色による30周年記念車を世界で限定販売し、日本では150台を予定している。この記念モデルは4月5日からオートモビルカウンシル2019(千葉市・幕張メッセ)と、マツダブランドスペース大坂(大阪市)で日本初公開する。

マツダ、「人馬一体」の追求続ける ロードスター が30周年…都内で記念イベント

《池原照雄》

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