名車の代名詞?リトラクタブルヘッドランプを装着した日本車…前編【懐かしのカーカタログ】
ガレージライフ
ホビー
◆トヨタ 2000GT(1967年)
生産台数337台。連続高速耐久スピード世界記録樹立。X型バックボーンフレームに3連キャブレター付き6気筒2リットルDOHC搭載。せり上がってくるヘッドランプの開閉はゆっくりとしたもの。
◆トヨタ・セリカ(3代目・1981年/4代目・1985年/5代目・1989年)
3代目は当初、日本車では珍しい“ライズアップ式”を採用、後期型からリトラクタブル式に。FF化した4代目にはフルタイム4WDのGT-FOURを設定。5代目はWRCで活躍。
◆トヨタ・セリカXX(2代目・1981年)
国内専用の『XX』としては2代目。6気筒エンジンを搭載した『セリカ』のロングノーズ版。カタログでは“ライズアップライト”と呼んでいた。
◆トヨタ・スープラ(初代・1986年)
『スープラ』名義では国内初代。後期には3ナンバーボディを設定。4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションは『トヨタ2000GT』以来。
◆トヨタ・ターセル/コルサ/カローラII(2代目・1986年)
シリーズとしては2代目。3車ともにコンベンショナルな3ドアにほかに、この“フルリトラクタブルヘッドランプ”をもつ「リトラ」を設定。1.5リットル以下の2ボックスでは初だった。
◆トヨタ・スプリンター・トレノ(5代目・1983年/6代目・1987年)
この世代から『カローラ/スプリンター』系はFFとFRに分かれ、“トレノ(レビン)”はFRとして残された。リトラクタブルヘッドランプは“トレノ”専用で、FF化した5世代目にも踏襲。
◆トヨタ・MR2(初代・1984年/2代目・1989年)
“ミッドシップ・ランナバウト2シーター”として登場した、日本初のミッドシップエンジン車。2代目はボディサイズをやや拡大し、走行性能をより高めた。
◆日産・フェアレディZ(3代目・1983年)
“パラレルライジングヘッドランプ”と呼ぶ、平行に上下する機構を採用。格納時にもランプの一部が外から見えた。’86年に北米NDIによりデザインが刷新された後期型でもこのランプは踏襲。
◆日産・シルビア/ガゼール/180SX(4代目・1983年/5代目・1988年=シルビア)
迂闊にも失念していたが、4代目の『シルビア』『ガゼール』では、ワイパー付きフルリトラクタブルヘッドランプを採用していた。『ガゼール』後継の『180SX』ではハロゲン式に。
◆日産・パルサーEXA(初代・1982年/2代目・1986年)
『パルサーEXA』は同シリーズのクーペ版として登場。初代のターボRはウォッシャー付き。2代目は独立し、“クーペ”と“キャノピー”の2タイプが用意された。
《島崎七生人》
この記事の写真
/