5ドアジムニーで話題の「ノマド」、その原点は初代『エスクード』にあり【懐かしのカーカタログ】 | CAR CARE PLUS

5ドアジムニーで話題の「ノマド」、その原点は初代『エスクード』にあり【懐かしのカーカタログ】

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スズキ・エスクードノマド(初代)当時のカタログ
スズキ・エスクードノマド(初代)当時のカタログ 全 8 枚 拡大写真

「ノマド」の名が最初に使われたのは1990年9月のこと。ただしそれは『ジムニー』ではなく、当時の初代『エスクード』のバリエーションとして設定された5ドア・シリーズとして登場。「ノマド=遊牧民」と、いかにもそれらしい車名が与えられての登場だった。

1988年にハードトップとして登場した3ドア(TA01)に対して5ドアのノマドは、ホイールベースは280mm長い2480mm、全長は415mm長い3975mmの設定で、全高も15mmほどノマドが高い。

ただし全幅は1635mmとハードトップとは共通で、当時のクルマらしいコンパクトさに収められていた。最小回転半径は5.4m(3ドアは4.9m)とし、ガソリンタンクは3ドアの42リットルから55リットルに容量アップが図られた。

スタイリングは基本的に3ドアのそれを踏襲。サイドビューで見ると前後のドアサイズ、リヤオーバーハング長などに違いが見られたものの、特徴的だったブリスターフェンダーはノマドでも採用された。

登場時の搭載エンジンは3ドアと共通の1.6リットルSOHC・16バルブのG16A型(100ps/14.0kgm)で、5速MTと4速ATを設定。4WDシステムにはトランスファーをトランスミッションと一体化した、独自のセンタースルー方式を採用。

サスペンションは前:ストラット、後:トレーリングリンク(withセンターウイッシュボーン)で、ダンパーとスプリングを分離して配置。160mmのストロークが確保されていた。

《島崎七生人》

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