まるで本物? レゴ トヨタGRスープラ 実物大レプリカ[詳細写真 40点]
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場所は東京都内ウォーターフロントの倉庫。扉を開けて中に入るとライトニングイエローの『GRスープラ』が2台並んで見える。1台がレゴで1台がトヨタ『GR Supra 35th Anniversary edition SZ-R(GRスープラ35周年特別仕様)』の実物のはずなのだが、遠目にはどちらがレゴなのかは分からない。近づいていくと右側のGRスープラに凸凹が見えてくる。レゴのピースがびっしりと並んでいるのが分かるようになる。
このレゴ トヨタGRスープラ実物大レプリカでは47万7303個のレゴピース、291種類の異なるピースを使用している。チェコ共和国にあるレゴ社専門チームのデザイナーとエンジニアの7人が設計し、21人のモデルビルダーと2人のメカニックが24時間体制3シフトで制作した。設計に3000時間、制作に2400時間の合計5400時間をかけた一大プロジェクトだ。
車両には電動モーターを搭載しており、自走可能としては初の実物大モデルで、最高速度28km/h、重量1885kg、前進後進が可能となっている。
ヘッドライトやウインカー、テールライトやナンバー灯など灯火類も、光を通すピースで組まれており実際に点灯する。ハンドル、アクセル・ブレーキペダル、電動パワーシートはGRスープラ搭載の実物を使用、タイヤ・ホイール、フロントのトヨタのエンブレムやリアのGRスープラのエンブレムなども実物を使うことで、よりリアルな再現となっている。
トヨタGRスープラのデザイナーの要望も取り入れ、細かな修正が行われたことで、GRスープラの、丸みを持ちふくよかなボディラインを再現している。
レプリカ車の寸法は実車と同じとすることで、隣に並んでいる実車のGRスープラと横から撮影しても、綺麗に重なりあう仕上がりを見せている。
レゴを使った実物大レプリカは過去に、ブガッティ『シロン』、ランボルギーニ『シアンFKP37』が制作されており、どちらもレゴの製品である小型モーターを大量に繋げて動かす仕組みになっていたが、今回のGRスープラでは別途電動モーターが搭載されており、より速い動きが可能となっている。
今回GRスープラがモチーフとなった背景には、スープラ35周年という特別な年ということと、レゴの製品である、スピードチャンピオンズ「トヨタGRスープラ」が発売となることもあり、コラボレーションが行われた。
レゴ トヨタGRスープラ実物大レプリカは、名古屋市金城ふ頭のレゴランド・ジャパン・リゾートにて当面の間展示される予定となっている。
《雪岡直樹》
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