国土交通省は、「車両安全対策検討会」を6月30日に開催し、車両の安全基準拡充・強化を中心に、自動車の安全対策について検討すると発表した。
交通事故削減に向けて昨年6月に交通政策審議会陸上交通分科会自動車部会が「交通事故のない社会を目指した今後の車両安全のあり方に関する報告書」をまとめた。それによると「歩行者・自転車等利用者の安全確保」、「自動車乗員の安全確保」、「社会的背景を踏まえて重視すべき重大事故の防止」、「自動運転関連技術の活用・適正利用促進」を4つの柱に自動車の安全対策を推進していくこととされた。
今回、車両安全対策検討会を6月30日に開催して、車両安全対策に関する評価・分析の方針や安全基準策定の状況について議論する。
国土交通省では2030年までに車両安全対策で2020年比で30日以内交通事故死者数を1200人削減し、重傷者数を1万1000人削減する目標を掲げている。