幅広い自動車アフターマーケット事業者を対象にしたビジネス専門展示会『オートアフターマーケット東北2022(実行委員長:株式会社山形部品 代表取締役 五味健一)』が、9月22日(木)と23日(金・祝)の二日間にわたり、夢メッセみやぎ(宮城県仙台市)で開催された。東北エリアの自動車部品商の三社(佐藤部品、三和自動車商事、山形部品)が実行委員会に名を連ね共催するという新しい試みが注目を集めた本展示会には2日間合計で1098名が来場した。
本展示会は「自動車アフターマーケットビジネスの羅針盤 ~既存事業の合理化と新規事業の開拓~」をテーマに、電子制御装置整備関連の整備機器やカーディテイリング関連の資材・サービスを取り扱う事業者86社・267小間が出展、また車検証の電子化やEV対応など自動車アフターマーケットの最新動向に関するセミナープログラムが開催された。
進化する自動車の整備や修理に対応するために
展示会場内で目立ったのが、各種診断機やターゲット、アライメントテスターなどエーミングに関わる展示で、BoschのADASエーミングツール「DAS3000」や、エーミング作業にも対応するAutelのアライメントテスター「MaxiSys IA900WA」など、多くの展示が行われていた。
車齢の延伸で賑わうカーディテイリング
また、自動車の長期保有化が進む影響からか、カーディテイリングのコーナーも賑わいを見せていた。コーティングやヘッドライト磨きだけでなく、東北という土地柄で防錆剤の展示も多くみられた。
今後、車の電動化により整備を行う箇所が減り、自動運転化により事故が減ることが予想される中、どのようにアフターマーケットが変化していくのか、そのヒントが得られる場所となるビジネス展示会で、来場者は一つでも多くの情報を持ち帰ろうと、熱心に会場を歩き回っていた。