西村経済産業大臣は12月2日、欧州委員会でエネルギーを担当するシムソン委員と、水素に関する協力覚書に署名した。
署名された覚書では、水素政策や規制、インセンティブに関する情報交換や、国際的な水素取引に関して協力し、水素社会の発展に向けて協力することに合意した。
日本と欧州の間では、既に水素分野における協力が進んでいる。今回の署名を機に、日本政府は欧州委員会と緊密に連携し、水素分野における協力を加速化させる。
また、西村大臣から、福島第一原子力発電所の廃炉に関して、安全性を確保したALPS処理水の海洋放出の取り組みについて説明、EUが講じている原発事故を起因とする日本産食品の輸入制限の早期撤廃を訴えた。