アルパインマーケティングは、昨年9月に開始したカーシェアリング事業「STORYCA(ストリカ)」の新拠点「京都ステーション」(京都市右京区)をA PITオートバックス京都四条内に開設し、予約受付を12月7日より開始した。
ストリカは、アルパインの最新カーナビやサウンドシステムなどに加え、「目的別」の道具や装備をセット・パッケージにした新しいカーシェアサービス。目的別を「ストーリー(ユーザーにとっての物語)」と位置づけ、目的地で気軽にキャンプを楽しめる「ファミリーキャンプストーリー」や「デュオキャンプストーリー」、折りたたみ式電動自転車を組み立ててサイクリングを楽しめる「ポタリングストーリー」などのプランを用意する。
横浜、大阪、名古屋に続く4拠点目となる京都ステーションには、車両・ギア共に仕様を一新した「トリップベースストーリー」を配備する。トリップベースストーリーは、仲間たちとウィンタースポーツを手軽に楽しむために車の中で手軽に泊まることのできる車中泊仕様のパッケージ。車両の装備や道具の準備が必要なく、思い立ったらすぐにでも、仲間たちと手軽にゲレンデへ出発できる。
シェアリング車両はトヨタ『ハイエース 車中泊仕様車』。車内は大人4人の移動や就寝を想定したパッケージとなっており、テーブルや2段ベッドを装備する。リアラゲッジにはスキー・スノーボードなどの長尺物を積み込めるスペースを用意。仕事終わりに愛用のスキー・スノボのギアを持ち寄って荷物を積み込んだら、すぐにゲレンデへ出発できる。リアシートはテーブルを組み立ててリビングスペースとしても使用可能。道中にテイクアウトで夜ご飯を買って、車内で食事を楽しめる。今回、車体をストリカブルーにオールペイントしたほか、グループキャンプの利用も想定し、サイドオーニングやキャリアボックスなどを追加した。
ゲレンデに到着したら、後部座席を2段ベッドに組み替える。下段ベッドは長さ約2200mm、幅は最大1500mm(セカンドシートは1400mm)、2段目のロフトベッドは全長約1800mm、幅約1500mm、耐荷重200kg。大人4名がぐっすり就寝できるスペースを確保できる。4名分の寝袋とポータブル電源、電気毛布も装備。寒い場所でも暖かく安眠でき、翌朝、一番乗りでパウダースノーのゲレンデへ飛び出せる。
料金は1泊2日(30時間)のモデルケースで3万円となる。