KINTOは、「物価高騰下におけるクルマの利用意向」に関する意識調査を実施。お得感を魅力に感じ、クルマのサブスクを利用してみたいと考える人が4割以上いることが明らかになった。
調査は2022年11月22日から24日の3日間、全国の20歳から59歳の男女を対象にインターネットアンケートで実施。400名から得た有効回答をまとめた。
原材料価格や原油価格の上昇、円安などによって物価の高騰が続いている。まず、これにより消費行動が変化したかを尋ねたところ、「非常に変化した」(22.5%)、「どちらかといえば変化した」(32.8%)と、5割以上が消費行動に変化が現れていると回答した。中でもクルマの消費意識・行動については、「値上げをしたら、これまでよりはお金をかけたくない・節約したい 」と回答した人が63.5%にものぼった。
また近年、様々な生活用品でサブスクリプションサービスが提供されているが、クルマのサブスク型商品・サービスがあることを知っている人は34.5%。洋服や家電などを抑えてトップとなった。クルマのサブスクの利用意向については「利用意向あり(できる限り利用したい+いいものがあれば利用したい)」が42.6%。クルマを所有していない人に限ると51.0%クルマのサブスクリプションサービスの利用に対してポジティブな意向を示した。
クルマのサブスクの魅力・メリットについては、「初期費用が少なくて済む」(35.8%)、「税金、任意保険料、メンテナンス費などが一括で含まれている」(34.5%)が上位に上がり、お得感を魅力に感じる人が多いことが分かった。一方、クルマのサブスクの利用意向がない人にその理由を尋ねたところ、「割高になりそう」(27.0%)、「自身の所有物にならない」(25.0%)、「毎月の支払いになる」(19.0%)などが上位に。購入するよりも割高になってしまうと思っている人が多いようだ。
クルマのサブスクの利用を促進・後押しする要因を調査したところ、「もっと経済的なメリットがあれば利用してみたい」(66.5%)がトップになるなど、お得感を求める回答が多くあった。また、仕組みの複雑さ・分かりにくさを指摘する声も少なくなかった。新車価格が値上がりする中、「お得感」と「わかりやすさ」を訴求していけば、クルマのサブスク市場はさらに加速していきそうだ。