【IAAE 2023】自動車アフターマーケットの展示会で次世代モビリティの無料試乗会を開催 | CAR CARE PLUS

【IAAE 2023】自動車アフターマーケットの展示会で次世代モビリティの無料試乗会を開催

イベント イベント情報
オートアフターマーケットの活性化を目的とした商談型の展示会「第20回国際オートアフターマーケットEXPO 2023」が、3月7日(火)~9日(木)の3日間、東京国際展示場(東京ビッグサイト、東京都江東区)西3・4ホールにて開催
オートアフターマーケットの活性化を目的とした商談型の展示会「第20回国際オートアフターマーケットEXPO 2023」が、3月7日(火)~9日(木)の3日間、東京国際展示場(東京ビッグサイト、東京都江東区)西3・4ホールにて開催 全 6 枚 拡大写真

オートアフターマーケットの活性化を目的とした商談型の展示会「第20回国際オートアフターマーケットEXPO 2023」が、3月7日(火)~9日(木)の3日間、東京国際展示場(東京ビッグサイト、東京都江東区)西3・4ホールにて開催される。

毎年3月に開催される本展示会は、自動車のアフターマーケットビジネスの活性化を図ることを目的に、様々な自動車アフターマーケットに関する最新情報や業界動向を展示・実演・セミナーなどによって情報提供をする場であり、今回も国内外合わせ250以上の企業・団体が出展する。

次世代モビリティの無料試乗会を開催

記念すべき20回目となる今回は、西4ホール横の屋上展示場にて、丸紅オートモーティブ株式会社が販売する「フォロフライ社製EV商用車F1 Van」、及び株式会社サンオータスによるSegway電動キックボード「SEA-Board」、コンパクト電動バイク「GFR-02(glafit)」、近距離モビリティ「WHILL」など、次世代モビリティの無料試乗会が開催される。


フォロフライ社製EV商用車

丸紅オートモーティブ株式会社が販売する「フォロフライ社製EV商用車」は、1日あたりの航続距離が限定的なラストマイル向けオペレーションを狙いとした最大積載量1tクラスを中心に開発されており、日本の基準に準じた高い安全性と内燃機関の車両と比較しても競争力のある低価格を実現した車両として注目を集めている。フォロフライ社は、EV商用車の 企画・設計、開発を行い、外部委託により製造を行う “ファブレスEVメーカー”であり、丸紅オートモーティブは、フォロフライ車両の販売代理店及び戦略パートナーとして、EV商用車販売・マーケティング活動、充電インフラ提供およびアフターサービスを行っている。


SEA-Board(Segway)

「SEA-Board(Segway)」は、運転免許(原付or普通自動車免許※エリアによって異なる)と、スマートフォンとクレジットカードがあれば利用可能な電動キックボードのシェアリングサービスで、湘南、横須賀、三浦、川崎・羽田、宮古島(沖縄県)、松本(長野県)の各エリアでサービスを行っている。同一エリア内のステーションに乗り捨てが自由で、最高速度は19km/h(原付エリア)と15km/h(新事業特例制度エリア)、充電時間約5時間で航続距離は55km程度となっている。


GFR-02(glafit)

次に「GFR-02(glafit)」だが、和歌山県のメーカーが製造する折り畳みすることが出来るコンパクトEVバイクで、別途オプション”モビチェン”を取り付けることで“原付”と“自転車”を完全に切り替えて走行することができる唯一の乗り物である。充電時間は約3.5時間、最高速度が30km/hで航続距離は約25kmである。


近距離モビリティ(WHILL)

最後に「近距離モビリティ(WHILL)」だが、小回りでラクラク移動できる次世代型電動車椅子としてカーディーラーなどで取り扱いがされており、怪我の際の一時的な使用や、免許返納後の新しいモビリティとしてなど、年齢や体の状態に関係なく幅広い層が利用できることが特徴だ。2022年5月に道路交通法が改正され、一定の違反歴がある高齢ドライバー向けに運転技能検査が義務付けられたこともあり、自動車ディーラーでのWHILLの取扱い網が今後も拡大することが予想される。

【写真右】Model C2(分解型)は、抜群の安定感を誇り、段差5cmも楽々クリアし、芝生もパワフルに走る。半径76cmと小回りも得意としており、分解することで乗用車などにも積載可能である。

【写真左】Model F(折畳型)は、コンパクトに折りたたみ、軽やかに移動が可能だ。簡単に折りたたむことができるので、タクシーの後部座席やトランクはもちろん、新幹線や飛行機でも持ち運ぶことができ、利用者の行動範囲を大幅に拡大できる。


新興モビリティメーカーとアフターマーケットの連携に注目

試乗会実施の背景には、自動車の販売方法が対面販売からオンラインへとシフトしつつあり、TESLA(テスラ)やHyundai(ヒョンデ)のように日本国内にディーラー網を持たない選択をとる新興モビリティメーカーが増えていることや、高齢化による免許返納が進む中、クルマに替わる新たなモビリティに注目が集まっていることがある。いずれにせよモビリティの安全性を守るための整備は必要不可欠であり、各モビリティメーカーは自動車アフターマーケットに独自のサービスネットワークを構築するために、質の高い整備事業者との連携を模索している。

試乗会を通じて、モビリティメーカーとアフターマーケット事業者の情報交換が進むことで、より良いモビリティ社会の実現につながることを期待したい。

《カーケアプラス編集部》

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