警察庁が発表した2023年の「春の全国交通安全運動」期間中(5月11日から20日)の交通事故死者数は65人で、前年同期と比べて13人減少した。
今回の春の交通安全運動は統一地方選挙の影響で5月となった。前年の春の交通安全運動期間との比較では8人増となった。過去10年では5番目に少なかった。
今回は「こどもを始めとする歩行者の安全の確保」、「横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上」、「自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」を全国重点として展開した。
死者の状態別では自動車乗車中が16人、二輪車乗車中が8人、自転車乗車中が8人、歩行中が33人だった。年齢別では65歳以上が41人、25~64歳が18人、16~24歳が5人、15歳以下が1人。
また、期間中の交通事故発生件数は前年同期と比べて6.3%増の7949件だった。負傷者数は525人多い9478人だった。
期間中の交通事故死者数で都道府県別ワーストは愛知県で8人、ワースト2位が北海道、神奈川の4人だった。