【カーフィルム特集】注目メーカー4社/各ブランドの特徴や今年のラインナップ | CAR CARE PLUS

【カーフィルム特集】注目メーカー4社/各ブランドの特徴や今年のラインナップ

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【カーフィルム特集】注目メーカー4社/各ブランドの特徴や今年のラインナップ
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ジメジメとした梅雨シーズンが続いているが、梅雨が明けると一気に強烈な日差しと共に本格的な夏がやってくる。日差しが強くなると、遮熱や紫外線防止目的として、カーフィルム施工を検討するケースもあるだろう。

カーフィルムは複数のメーカーから発売されているが、本記事では編集部が注目するカーフィルムメーカー4社をピックアップし、各社が展開する主要ブランド製品の特徴などを紹介する。

IKCS「Sylphide」新商品は赤外線カット率99.7%

カーフィルムやコーティング、ペイントプロテクションフィルムなどの製造・販売を行うIKCS株式会社(本社:大阪府大阪市/成瀬基樹代表取締役社長)は、カーフィルムブランド「Sylphide(シルフィード)」「LUMICOOL SD(ルミクール・エスディ)」「LUMICOOL Front-Shields(ルミクール・フロントシールド)」製品をラインナップした新カタログにて、カーフィルム施工を訴求している。

主要ブランドのひとつである「Sylphide」は、好みの濃さ・色のフィルムで赤外線を80%以上遮断し、車内の温度上昇を抑える点が特徴。クリアな視界を確保しながらドレスアップと快適性を両立できる高機能フィルムとして展開されている。同ブランドの新商品として、フロントガラスへの施工を想定した「FGR-900UV」を発売。暑さを感じる赤外線の1500~2500nm波長のカット率が99.7%で、肌の日焼けに影響する紫外線については400nm波長まで遮断するという。

ブレインテック「ピュアゴースト/ IRピュアゴースト」

カーフィルムの製造・販売や可視光線透過率測定器の販売なども行う株式会社ブレインテック(本社:福岡県北九州市/宮地聖代表取締役)は、カーフィルムブランド「ピュアゴースト/ IRピュアゴースト」を展開している。

同ブランド製品は、120~150層の多層薄膜フィルムによる光の干渉と、分散プリズム効果・屈折・反射によって、車外から見た時にブルー系のストラクチュラルカラーに発色する点が特徴。フロントガラスへの施工を想定したドレスアップパーツとして注目を集めているが、遮熱を目的とした技術が採用されており、高い遮熱効果があるという。

新製品として「IRピュアゴーストプレミアム90」を発売。高精度に形成された国産ナノ積層技術ポリマーに、国産セラミック(酸化インジウム)近赤外線吸収材料を重ねた遮熱&デザインフィルムで、IR効果の高い酸化インジウムをIR剤に使用し、紫外線を99.9%カット。まぶしい光のギラツキを遮断する防眩機能もあり、目が疲れにくく運転しやすいほか、夜間や雨天時の対向車のライトのまぶしさも抑えるという。

カーフィルム施工については、難易度が高いため施工技術が高いプロショップでの施工を勧めており、ブレインテックのサイト内には、安心してゴーストフィルムの施工相談ができる専門ショップとして「リーガルゴーストショップ認定施工店」のリストが公開されている。

3M「スコッチティントオートフィルム」

アメリカに本社を置く世界的化学・電気素材メーカー3Mの日本法人スリーエム ジャパン株式会社(本社:東京都品川区/宮崎裕子代表取締役社長)は、カーフィルムブランド「スコッチティントオートフィルム」を展開。同ブランドでは、紫外線を99%以上カットする「ピュアカット」「パンサーPLUS」「スモークIR PLUS」「クリスタリン」シリーズを用意している。

「ピュアカット」シリーズは、透明タイプの遮熱フィルム。雨天や夜間の運転、車庫入れ時でも見えやすい透明性があり、ガラスを暗くすることなく紫外線や赤外線をカットして車内の温度上昇を抑え、エアコンの効きを良くする点が特徴だ。なお、同シリーズ製品「ピュアカット80A」は後部座席用で、「ピュアカット89 PLUS」はフロントガラスに貼ることができるフィルムとして販売されている。

「パンサー PLUS」シリーズは、色付きタイプのフィルム。後部座席のウインドウガラスをスモークにして車内のプライバシーを保護できる点が特徴だ。紫外線カット率99%以上で、濃い色でも透明感のある仕上がりを実現している。

「スモークIR PLUS」シリーズは、色付きタイプの遮熱フィルム。「パンサー PLUS」シリーズの性能に加え、遮熱機能が強化されている。後部座席に降り注ぐ強い日差しやヘッドライトのまぶしさをカットしながら、透明感があり明るい視界を確保する。

「クリスタリン」シリーズは、透明から色付きタイプまでバリエーションが豊富な高遮熱機能フィルム。200層以上の薄膜を積層した構造で遮熱効果を高め、ガラス破損時の飛散も防ぎ、透明性と電波障害がない点が特徴だ。紫外線カット率99%以上で赤外線カット率は3M製品群でも最上位クラス。なお、同シリーズ製品「クリスタリン40/50/60/70」は後部座席用で、「クリスタリン90」はフロントサイドガラスに貼ることができるフィルムとして販売されている。

新星「F3000W」

カーフィルムの製造・販売などを行う株式会社新星(本社:埼玉県越谷市/仁田安敬代表取締役)は、耐候性の良い高級染色フィルム「F3000W」を販売している。

キズに強いハードコートが特徴で、黒染色フィルムは4種(スーパーウルトラブラック、ウルトラブラック、ウルトラスモーク、ウルトラライト)。遮熱フィルムは5種(スーパー遮熱クリアー、IRスーパーブラック、IRブラック、ゴールド、シルバー)。カラーフィルムは7種(ブラウン、ブルー、コスミックブルー、グリーン、エメラルドグリーン、イエロー、ピンク)を用意。計16種という豊富なバリエーションを取り揃える。

日本でのカーフィルム施工のルール

フロントガラスと前方ガラス(フロントドア、フロントコーナーなど)へのカーフィルム施工は、道路運送車両法の第三章 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第117条第4項第6号の中に「装着され、貼り付けられ、又は塗装された状態において、透明であるもの。この場合において、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分にあっては可視光線透過率が70%以上であることが確保できるもの」と義務付けられている。

法律に則ってカーフィルム装着車の車検合否判定を行うのは運輸支局等や軽自動車検査協会、指定自動車整備事業者であり、フィルムメーカーやカーフィルム施工店ではない。また、たとえフロントガラスと前方ガラスへの施工時に70%の可視光線透過率を保っていたとしても、施工から数年後の車検時には経年劣化で可視光線透過率が70%以下になっている可能性もあるということを、カーフィルムを使うカーオーナーは覚えていてほしい。

また、自動ブレーキや急発進防止といったADAS(先進運転支援システム)が搭載された電子制御装置整備対象車両にカーフィルム施工を行う場合は、フロントガラス交換やカメラの脱着が問題となる。フロントガラスの脱着を行うと特定整備に該当するため、カーフィルム施工事業者は必ず特定整備(電子)事業の認証を取得して作業する必要がある。取得できない場合は、認証を取得する事業者と連携するなど、規則に則って合法な作業を行う必要がある。

《カーケアプラス編集部》

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