加藤製作所が工場を操業する茨城県五霞町は、「ふるさと納税」の返礼品として、加藤製作所の「災害復旧建設機械5点セット」を設定、7月4日から寄附申込みの受付を始めた。寄附金額は史上最高となる3億5000万円。
近年、日本国内では地震や局地的な豪雨に伴う土砂被害など、広範囲に渡る自然災害が多発している。今回、加藤製作所では災害復旧用の建機が各地に数多く設置されることが、早期の災害復旧活動に繋がると考え、ふるさと納税の返礼品として「災害復旧建設機械5点セット」を選定した。
今回、返礼品の建機は、同社茨城工場(茨城県五霞町)等で生産する、ラフテレーンクレーン「MR-130Rf II」、クローラキャリア「IC70R」、油圧ショベル(8トン)「HD308US-7」、ミニショベル(4.5トン)「HD45V5」、ミニショベル(3トン)「HD30V5」の5機種。それぞれが土砂の掘削、運搬、その後に続く資材の搬入搬出といった災害復旧時に必要な一連の作業に適した機能を有し、狭小地での小回りが利くサイズだ。
建機5台セットの設定となるため、寄付額はふるさと納税の返礼品として最高額となる3億5000万円と高額となるが、加藤製作所では、自身での保有に限らず、自治体等へ寄贈することで地域の災害復旧対策支援として役立ててほしいとしている。ちなみに5台を標準仕様でそろえると合計で消費税含まず7660万円だ。