損害保険ジャパンは、自動車事故にあった顧客向けにパーソナライズ化した説明動画の提供を7月から開始する。
米国のサンディスカイが提供するパーソナライズド動画ソリューションを活用する。事故で保険金請求を検討する顧客向けに、契約内容に合わせた動画を生成し、希望に応じてメールやLINEなどのメッセージングツールを使って事故担当者からURLリンクを送る。
顧客はPCやスマートフォンなどの端末から自身の都合に合わせて動画を視聴できる。現在、動画の作成対象としているのは、特に分かりにくい「自動車保険の使用における翌年度以降の保険料への影響」について。動画のラインアップは順次増やしていく予定。
同社の事故担当者は事故にあった顧客に対して、電話での口頭説明やメール、LINEなどのメッセージングツール、書面を通じて保険金請求手続きの流れや次契約の保険料への影響について案内してきた。
しかし、自動車保険の等級制度は複雑で、事故時に提出する書類も多いことなどから、説明しても混乱する顧客もいた。口頭やテキストだけでは分かりにくい説明を、より分かりやすく案内するための手段を模索している中、パーソナライズド動画の導入を決定した。