新車から乗り続けるスカイラインや360ccのフロンテなど…20世紀ミーティング2023秋季 | CAR CARE PLUS

新車から乗り続けるスカイラインや360ccのフロンテなど…20世紀ミーティング2023秋季

イベント イベントレポート
20世紀ミーティング2023秋季~クラシックカー&バイクの集い
20世紀ミーティング2023秋季~クラシックカー&バイクの集い 全 47 枚 拡大写真

新潟県三条市のミズベリング三条(水防学習館)特設会場で10月15日、「20世紀ミーティング2023秋季~クラシックカー&バイクの集い」が開催され、歴代の名車やバイクなど合わせて約130台が集まった。主催は20世紀ミーティング実行委員会。

2021年の「5ナンバーミーティング」に始まり、評判を得て「20世紀ミーティング」と改称。春と秋の年2回開催となり地元の町おこし的なイベントとしても定着してきた。モノづくりの町として、かつての名車を集め交流を深めようという意味合いもある。

参加資格は2000年(平成12年)前後までの初年度登録車両(2輪・4輪共通)で、車検通過仕様。この日は生憎の雨模様となり辞退車(者)もあったが、それもわずかで、4輪107台、2輪19台、それにスーパーカー5台の計131台が各地から集結した。

このイベントの最大の楽しみは、愛車紹介を兼ねてオーナー自らエンジンを吹かすブリッピングタイムだ。

スズキ『カプチーノ』やトヨタ『スポーツ800』、ホンダ『インテグラ』、日産『フェアレディZ』、マツダ『RX-7』、富士重工『ラビット』、スズキ『ミニタン』などが、それぞれに特徴あるサウンドを響かせた。またランボルギーニ『ガヤルド』やフェラーリ『F430』『458』といったスーパーカーも胸のすくようなエンジン音を披露。雨空を吹っ飛ばすような咆哮に拍手喝さいが起きていた。

この日は360cc時代のスズキ『フロンテ』(1970年)やホンダ『N360』(1969年)といった小さな軽自動車から巨大なトヨタ『センチュリー リムジン』(1990年)まで、様々なクルマがエントリー。遠路はるばる北海道から駆け付けたというホンダ『ステップワゴン』(1998年)の姿もあった。

フロントウインドウが真ん中で分割された初代のポルシェ356(通称“プリA”)や、小型ジープタイプのダイハツ『タフト』OEM車であるトヨタ『ブリザード』(1980年)、BMWエンジンを搭載した一体型ボディのレーシングサイドカー、クラウザー『ドマニ』(1996年)など、珍しい車両も目に付いた。

また、年代物のシングルナンバー車も数台参加していた。そのうちの1台が県内から参加したという70代男性が乗る日産『スカイライン2000GT』(1969年)。3代目のいわゆるハコスカの4ドアセダンで、その前期型である。新車で購入して以来、半世紀を経てなお絶好調だという。レザートップやGTミラー、フォグランプなどの純正オプションも当時のまま。この日は奥様と2人のお孫さんを連れての参加だといい、小学1年生のお兄ちゃんは「大きくなったらこのクルマ運転するんだ!」と話し、おじいちゃんを喜ばせていた。

次回、20世紀ミーティング2024春期は、来年の4月14日(日)に開催を計画中とのこと。

《嶽宮 三郎》

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