3月開催『第21回 国際オートアフターマーケットEXPO2024』は入場料&全49プログラム“無料” …注目セミナーをピックアップ | CAR CARE PLUS

3月開催『第21回 国際オートアフターマーケットEXPO2024』は入場料&全49プログラム“無料” …注目セミナーをピックアップ

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3月開催『第21回 国際オートアフターマーケットEXPO2024』は入場料&全49プログラム“無料” …注目セミナーをピックアップ
3月開催『第21回 国際オートアフターマーケットEXPO2024』は入場料&全49プログラム“無料” …注目セミナーをピックアップ 全 12 枚 拡大写真

IAAE実行委員会は、3月5日(火)~7日(木)の3日間、東京ビッグサイト南1~4ホールで開催する『第21回 国際オートアフターマーケットEXPO2024(IAAE2024)』の、入場料と会期中の全49プログラムが無料になる「来場事前登録」受付IAAE公式サイト開始した。

1月17日時点で、IAAE2024には、国内外12カ国より400社・700小間近くの自動車アフターマーケット関連事業者から出展申込が殺到。昨年度のIAAE2023(国内外9カ国・264社・504小間)と比較して出展社数が大幅に増え、特に中国からの出展社が昨年比で約3倍となり、今年のIAAEは過去最大規模の開催となる。会期中は、国内のみならず海外・アジア地域からの来場が見込まれるため、会場スペースを拡げ、東京ビッグサイト南1~4ホールでの拡大開催が決定。出展社リストは1月下旬予定でIAAE公式サイトに公開される。

また今回は、10月から開始されるOBD検査に用いる検査用スキャンツール型式認定機器の実演コーナーを新企画として特設。検査と整備にも兼用できるツールや、車両受付を行うPC一体型など、主要メーカーの最新スキャンツールをまとめて体験できる貴重な場となる。

日本唯一の自動車アフターマーケット展示会「IAAE」

IAAEは、自動車の売買・車検・整備・修理・メンテナンス・ディテイリングをはじめ自動車を取り巻く環境・インフラに至るまで、幅広い自動車関連事業者の活性化を目的とした商談型のビジネス展示会として知られており、今年3月で21回目の開催となる。IAAE実行委員構成メンバーは、一般社団法人日本自動車部品工業会をはじめとする自動車部品・用品関連団体(14団体)や日刊自動車新聞社のほか、経済産業省や国土交通省なども後援する、日本唯一の自動車アフターマーケット展示会となる。

昨年度のIAAE2023には、国内出展者189社・海外出展者75社の合計264社・504小間の中、3日間で14,155人が来場し、IAAE2022と比べて約4,500人が多く訪れ大盛況となった。

全プログラム「聴講無料」 注目セミナーをピックアップ

IAAEでは、行政関連をはじめ自動車アフターマーケットの “ 今 ” や “ 将来 ” について語られる特別セミナーが数多く実施されるのも大きな魅力で、聴講目的で訪れる来場者も少なくない。

これまでIAAEは、有料の主催者セミナーが行われていたが、今回から全プログラム無料聴講になった点は大きなトピックだ。今年は、会期3日間で全49プログラム(主催者セミナー&出展社プレゼン)が予定されている。

会期初日の5日は、行政関連として、経済産業省や国土交通省のセミナーがあり、中でも注目なのは「無人航空機(ドローン等)の制度に係る動向(仮)」と題された、国土交通省 航空局による講演。幅広い分野で活用が進む無人航空機について、許可承認制度の創設から第三者の上空の飛行(レベル4飛行)が可能となった令和4年12月の機体認証・技能証明制度等の施行までの航空法の改正経緯や各制度の概要紹介のほか、レベル3.5飛行の新設を含む最新動向も伝えられる。

また、事業多角化や業態変革をテーマに「連携が生み出す自動車アフターマーケットの新しいビジネス潮流」と題されたセミナーも注目。自動車整備や流通に関わるルールの変化によって、従来の枠組みを変えざるを得ない状況を的確に捉え、いち早く動き出している事業者として、株式会社オートバックスセブン カートレーディング事業統括 兼 ファイナンス事業統括の倉林真也氏と、奈良市で整備工場やプジョーディーラーを長年展開する、株式会社ガラージュモリ代表取締役の奥谷丈輝氏が登壇する。異業種の文化の理解や尺度の違いなど、業種の壁を越えた連携を進めるために必要なポイントが顕在化される、貴重な講演になることだろう。

会期2日目の6日には、車体整備をテーマに二部構成のセミナーを予定。第一部では「DRPの終焉からはじまる車体整備の未来~自動車ユーザー視点で考える健全な業界構造のありかた~」と題されたセミナーに、BSサミット事業協同組合 理事長の磯部君男氏が登壇。激変する車体整備業界の今後を考えるためにも重要な自動車ユーザー視点にたって、ますます高度化する修理技術や設備への対応のみならず、業界構造のあり方について考えていくプログラムとなる。

第二部では、イギリスの保険業界が出資する自動車技術研究所であるサッチャムリサーチのMiller Crockart氏が登壇し、欧州における修理の見積もりと損害保険金の関係性について情報提供が行われる。欧州の状況を知ることで、日本の自動車修理と損害保険のあり方を見直す機会になる貴重なセミナーとなるだろう。

また6日は、人材育成をテーマにしたセミナーも予定。株式会社オートバックスセブンのグループ会社である、株式会社車検・鈑金デポ 代表取締役の上松禎知氏が登壇し、モチベーションアップによるES向上や電子制御装置整備に於ける複数人材育成の重要性について解説される。

最終日の7日は、業種の枠組みを超えて、自動車アフターマーケットの活性化を目的に実施される、IAAE恒例の目玉企画「オートアフターマーケットサミット2024」を予定。自動車アフターマーケットに関わる問題が浮き彫りになるニュースが続いている昨今、自動車ユーザーの信頼回復を目指してどのような取り組みが必要なのか、車体整備、車両流通、小売用品、部品商、リユース・リビルト部品といった各業界の首脳たちが集い、 “ コンプライアンス対応 ”の重要性を踏まえながら、率直な意見が飛び交うセミナーになることが予想される。

7日は、サブスクリプション(定額課金)をテーマにした、二部構成のセミナーも予定。第一部では、新車の販売形態が多様化する動きがある中で、代表的な “ 車のサブスク ” として認知度が高く累計申込数10万件を突破したトヨタ自動車グループ「KINTO」の特徴や最新動向、今後の展望などが語られる講演が行われる。

第二部では、国産車・輸入車販売に加え純正部品販売も行うGNホールディングスグループの群馬日産自動車が独自に展開する “ 洗車サブスク” の取り組みについて語られるセミナーも必聴だ。事業立ち上げの背景や狙い、需要状況、今後の展望などが語られる予定で、自動車ディーラーが顧客囲い込みのタッチポイントとして取り組む洗車サブスクの可能性を探るプログラムとなる。

さらに7日は、世界的に見てもEV普及が高い中国EV市場にスポットを当てたセミナーを企画。中国設備管理協会NEV促進センターの責任者を務め、中国のEV市場動向に精通する北京雅森グループ 総裁の謝 宇氏(中国最大級の自動車アフターマーケット展示会『CIAACE』主催者)を招いて、北京・上海・深圳などで多様化していくNEVの進展などが語られるセミナーとなる。

このほか、10月から開始されるOBD検査に関する解説が行われる、株式会社あいおいニッセイ同和自動車研究所によるセミナー「OBD検査への準備と検査および電動車の車検整備について」は会期中1日1回行われるほか、塗料メーカーによる水性塗料の塗装実演もあり、会期中3日間にわたって実施される予定となっている。

IAAE公式サイトで「来場事前登録」必須

なお、今回からIAAE公式サイトでの「来場事前登録」が必須となった。来場事前登録フォームで手続きを終了すると発行されるパスワードにて「マイページ」にログインすれば、希望のセミナープログラムを予約できる。また、来場時には「マイページ」からダウンロードした来場者バッジ(PDF)をプリントアウトして会場に持参すれば入場可能となる。

▼開催概要
名称:第21回 国際オートアフターマーケットEXPO2024  www.iaae-jp.com/
会期:3月5日(火)・6日(水)・7日(木) 10時~17時 ※最終日の7日も17時まで
会場:東京ビッグサイト南1~4ホール(東京都江東区有明3-11-1)

《カーケアプラス編集部》

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