ホンダの米国部門は3月10日、新しいエンターテインメント体験を可能にする「ホンダXRモビリティエクスペリエンス」を、「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」で世界初公開する。
この体験は、バーチャルリアリティ(VR)と実世界の移動の喜びを融合させたもの。ホンダの個人用移動装置『ユニワン』に乗りながら、デジタル環境を楽しむことができる。
SXSWの来場者は、3月10日から13日までの間、オースティン・コンベンションセンター内のSXSWクリエイティブインダストリーズエキスポにて、ホンダのブースでこの体験を試すことができる。
ユニワンは、進化した自立バランス技術とセンサーを搭載し、姿勢の変化によって任意の方向に移動できる。座席は高さ調整が可能で、人と同じ目線でのコミュニケーションを楽しむことができる。ホンダ独自のホイールメカニズム「HOTドライブシステム」を搭載し、滑らかな全方位移動を実現している。
ユニワンはバッテリー駆動で、最高速度は時速3.7マイル、最大積載重量は242ポンド。SXSWの来場者は、VRヘッドセットを装着し、ユニワンを体重移動で操りながら、空中を浮遊する平和な感覚や、ハーフパイプを滑る刺激的な感覚を体験できる。
ホンダは、テーマパークやエンターテインメント施設、ショッピングモールなどの屋内外の障害物のない空間でXRモビリティ体験を楽しむことを想定している。また、ユニワンを使用したXRゲームやレーシングゲームなどの開発にも取り組んでいる。