本田技研工業(ホンダ)は、全国の20~60歳代の運転免許保有者男女1000人を対象に、「クルマの専門用語」に関する調査を実施した。この調査は、新型SUV『WR-V』の開発チームが、消費者に正しい自動車知識を持ってもらいたいという願いから企画された。
調査結果によると、免許保有者の84.9%がクルマの専門用語で「よくわからないものがある」と回答。さらに、自家用車を所有する人の58.3%が「機能やスペックを理解しないままクルマを購入した経験がある」と答えた。
専門用語の理解については、知ってはいるが内容や意味が説明できない用語を答えてもらうと、「ハイブリッド車」が29.5%でトップ。「トランスミッション」が27.2%、「排気量」が26.4%と続く。また、パーツや部位で説明が難しいとされたのは「サスペンション」が22.8%、「クラッチ」が19.2%、「ステアリング」が17.0%だった。
このような状況を受け、ホンダはWR-Vの特設ページで、クルマに馴染みのない人たちに向けた対談コンテンツ「Honda WR-V MEETS」をホンダ公式サイトで公開。クルマの魅力をわかりやすく伝えることで、消費者が自分にぴったりのクルマを見つける手助けをする。
調査は2024年2月2日から3日にかけてインターネットで実施され、マクロミルに委託された。
EVやハイブリッド、水素自動車など種類が増えすぎて判別ができない(28歳男性)
バックミラーにスイッチのようなものがあるが何に使うか未だにわからない(49歳男性)
「燃費が良い」とよく耳にしますが今ひとつ、具体的にピンとこない。「リッター何キロ走る」と言われても具体的に理解しづらいです(52歳女性)
排気量が多いと車を運転する上でどのような影響があるのかよくわからない(65歳男性)
運転しやすいというのは具体的にどういうこと?(27歳男性)
馬力や最高出力など当たり前のように使われているが説明されても理解できない(60歳女性)
回頭性、摩擦係数とかの指標がわからない。どの数値がよければいいのかわからない(43歳男性)
フェンダー、バンパー、サイドシル、モールって言葉を言われても、すっごい考えないとあそこの部分だなってパッと出てこない(44歳女性)
車のボディタイプやグレードを分ける基準や「1ボックス、2ボックス、3ボックス」がよくわかりません(32歳女性)
各メーカーで安全装置の名称が変わったり、その性能がわかりづらい。カタカナ英語表示が多く、その略称に慣れるのに手間がかかる。例えばブラインドスポットモニターがBSM、メーカーによってはBSIになっている(65歳男性)