ダムドユーザーが集まる「DAMD PARTY 2024」(ダムドパーティ2024)が愛知県・ガーデンふ頭ひがし広場で2024年10月に開催された。新ボディキット『LUCKY』(ラッキー)の発表やステージイベント、協賛各社の出展ブースなど盛りだくさんな内容になった。ここでは会場でダムドのボディキットを装着した、注目のエントリー車両9台をご紹介する。
◆Little G.+Little D.の技ありカスタム!【ジムニーシエラ】
一見すると『ジムニーシエラ』のLittle G.コンプリートなのだが、よくよく見るとボンネットにはLittle D.のキックアップしたパーツを組み合わせるシエラ。ボトムまわりを含めて基本のパーツはLittle G.をチョイス。グリル中央のエンブレムにはシエラ用のSマークを組み合わせたのもこだわり。
またスキッドプレートはワンオフしたもの。足もとに輝くのはボルクレーシングのTE37X(16インチ)、鍛造ホイールを組み合わせることで走りのクオリティも高めた。コンプリートそのままではなく、自分流にアレンジすることで個性的なスタイリングを作ったジムニーシエラとなった。
◆DAMDコンプリートを完全再現?! Little G. TRADITIONAL【ジムニーシエラ】
ジムニーシエラをレトロなオーバーランドスタイルへと変貌させたのがLittle G. TRADITIONAL。パンプキンを思わせる深みのあるイエローボディで彩られたボディにブラックアウトしたオーバーフェンダーを組み合わせるのも独特。ホイールにゴールドのCantabileをチョイスしたカラーコーデも決まってる。
ルーフラックには無垢材をアクセントに使うtrip basketを組み合わせた。ダムドのコンプリートへの思いをストレートの反映させた一台となった。
◆絶妙すぎるボディ色がチルい Little G. TRADITIONAL【ジムニー】
一見グレーに見えるが、ちょっと緑がかった絶妙すぎるボディカラーをチョイスした『ジムニー Little G. TRADITIONAL』。フロントグリルやボンネットウインカー、さらには角形フォグランプなど、フロントまわりに印象的なパーツを山盛りしている同仕様なので、落ち着いたカラーリングでも個性派のフォルムが際立つ。
足もとにはオープンカントリーR/T(185/85R16)を履きこなすのも落ち着いた外装とのバランスも良い。Little G. TRADITIONALの世界観を手軽に愛車に取り入れたカスタマイズとなった。
◆グレーxペールブルーの配色がおしゃれすぎるLittle B.【ジムニー】
グレーのボディにオフホワイトのグリル&バンパーを組み合わせる「ジムニー Little B.」。このカラーリングだけで古き良きアメリカンの雰囲気をまんま再現している。しかもルーフ~クォーター~リアゲート部分を淡い水色でフィニッシュ。かつてジムニーにランアップされていたオープントップを思わせるツートーンで仕上げているのも個性的。
そんなレトロ風味を強調したカラーリングと合わせるように、ホイールにはアピオのワイルドボアSRのコットンホワイトをセレクト。プレーンなディッシュデザインのホイールがクラシカルなスタイルにフィットする。またオープンカントリーのR/Tをタイヤにチョイスしホワイトレターをアクセントとした。
◆シンプルにブラックで決めた落ち着きスタイル Little B.【ジムニー】
シルバーのグリル、バンパーを備え、レトロムードを前面に押し出していたのはこちらのジムニー Little B.。シンプルなコーディネートながら足もとにはオープンカントリーR/T(185/65R16)を履き、アピオのホイールであるワイルドボアSR(ブラック)を組み合わせる。派手さを抑えた落ち着いたカスタムスタイルで、自分だけのジムニーを作っているのが見どころとなった。
◆個性全開! オリジナルパーツ満載のLittle D.【ジムニーシエラ】
ジムニーシエラのLittle D.をベースに、数々のカスタマイズを追加してオリジナリティを追求したこの1台。Little D.のエンブレムをオレンジで処理しているのもアクセント、ドアミラーやサイドプロテクターにオレンジを使うことでブラック×オレンジの鮮烈なカラーとしているのも狙い通り。
前後にスチールバンパーを取り付けているのもヘビーデューティ。ロゴ部分にオレンジペイントを加えているのも統一感を考慮して。パイプ形状のサイドステップの導入など、ヘビーに走れる仕様としたのも見どころ。足まわりにはCLリンクの3インチアップを組み込む。この仕様で休日ともなるとあちこちの林道を走り回っている。
◆一目惚れからカスタムが止まらない!かわいすぎなCLASSICO【ハスラー】
女性オーナーが駆るハスラーCLASSICO。ショップで展示車両を見て一目惚れしてその場で購入を決めたという一台。ボディカラーにパールホワイトを選んだのは、女性らしいかわいらしさよりもかっこいい系のハスラーに仕上げたかったため。
ウッドのサイドストライプに合わせてアイアン+ウッドのルーフラックを組み合わせ、ナチュラルテイストの外装に仕上げた。ボンネットに取り付けたベルトはハスラー仲間がミニ用を加工してワンオフ取り付けしたもの。足もとにはオープンカントリーR/Tを履きワイルドなテイストも取り入れる。今後は内装カスタムを加速させていく予定だ。
◆ちょっと強面なフェイスにアップデートしたLittle D.【タフト】
『タフト』のコンプリートとしてランアップされたLittle D.。ストックのタフトをアウトドア方向に振ったフェイスデザインが独特。フロントグリル、フロントバンパー、ボンエットフードカバーを取り付けることでイメージを激変させているのはダムドのコンプリートならではの手法だ。
ブラックのボディカラーに対してウェッズのノヴァリス・ローグVFのホイールをチョイス。レッドの差し色を加える役目も果たしている。マッドフラップなどにもレッドカラーを組み合わせ黒×赤のコーディネートを完成させる。
◆アメリカンなバンライフを完全再現したDENALI【N-VAN】
『N-VAN』ベースのコンプリートであるDENALIで参加したこちらのオーナー。ブラックをベースカラーに選んで渋めの仕上げにしているのが狙い。サイドデカールは落ち着いたウッド(ダークグレー)なのも同車のコーディネートのポイント。
ディッシュタイプのホイールを組み合わせることで、ブラックの中にシルバーに輝くグリル周囲とホイールをコーディネートしているのもオリジナル。ルーフラックまでをブラックアウトする漆黒コーデでメリハリを付けた。
◆ちょいアゲでアウトドア全開なLittle D.【エブリイ】
『エブリイ』のコンプリートであるLittle D.もエントリー車として登場した。チョイ上げのスタイリングでフォルムをまとめ、足もとにはMLJ エクストリームJ(14インチ)を履きこなし、145/R14Cのタイヤと組み合わせる。
グリルまわりやバンパーなどのブラックアウトに合わせるように、ホイールもブラックをチョイス、さらにはルーフキャリアもラプター塗装でブラックアウト。グレーのボディカラーとのモノトーンのコントラストで見せるカラーコーデがおしゃれだ。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。