洗車の啓蒙活動や各種提案を行うオートアフターマーケット活性化連合(AAAL) は、1月10日~12日に幕張メッセで開催された『東京オートサロン2025』に出展。洗車をキッカケに、車両の不具合を発見できたり、汚れを除去することでADAS(先進運転支援システム)機能の誤作動予防にもなり、定期的に洗車を行って美観を維持することが安心・安全なカーライフの実現につながることをアピールした。
ジムニーのボンネットに洗車グッズが満載
AAALが、語呂合わせを元に4月28日(ヨイ・ツ・ヤ)と11月28日(イイ・ツ・ヤ)を「洗車の日」として2008年に制定してから今年で17年目を迎え、東京オートサロンには7回目の出展。今回はブース内に洗車の日 委員会メンバーの愛車・スズキのジムニーが展示され、ボンネットにAAAL所属のカーケミカルメーカー各社の洗車関連グッズが並べられており、来場者たちの目を引いていた。
洗車の日委員会メンバーが「洗車」の重要性を伝える
会期初日の1月10日にはプレス・ブリーフィングを実施。AAAL代表の住野公一氏((株)オートバックスセブン 相談役)、一般社団法人 自動車用品小売業協会 会長の小林喜夫巳氏((株)オートバックスセブン 特別顧問)、一般社団法人 日本オートケミカル工業会 理事長の小澤学氏(日本ケミカル工業(株) 代表取締役社長)、一般社団法人 全国自動車用品工業会 理事長の菱田保之氏((株)高野自動車用品製作所 代表取締役)、一般社団法人 全国自動車用品工業会 洗車の日委員長の宮内秀樹氏((株)ハンディ・クラウン 執行役員 営業本部長)の5名が登壇し、各自が「洗車の日」への思いや、洗車の重要性を述べた。
住野公一氏は「着実に一般のお客様にも浸透し、成果が少しずつ上がっています。 私どもが行っている様々な取り組みの中で、最も長く継続しているのが “ 洗車の日 ” です。日本中の皆さんがバケツと洗車ブラシを持って、車を磨いて頂けるようにお願いしたい」とコメントした。
小林喜夫巳氏は「毎年お伝えしていますが、車の安心・安全を守る意味で車を洗車しましょう。洗車することで車の不具合が発見できます。また、進化し続けるクルマの自動ブレーキ機能を維持するにはクルマが綺麗な状態でなければADAS機能が正常に稼働しません。 そういった意味で洗車の日を浸透させ、安心・安全なお客様のカーライフを守りたい」と洗車の必要性を伝えた。
菱田保之氏は「皆様ご存知かと思いますが、巳年の年はヘビが脱皮するように、様々な変化がある年といわれております。そういった意味で、洗車の日の活動も活発になり、様々な洗車アイテムが登場してくるのではないかと思っています。洗車の日を全国的に知らしめて、日々クルマをキレイにする活動を行いますので、皆様よろしくお願いいたします」と呼びかけた。
小澤学氏は「朝、顔を洗ったり、夜にはお風呂に入って 髪やお肌をキレイにすることと洗車は同じ。クルマの汚れを落とすことで性能回復や美観維持につながります。 洗車をキッカケに異音や異臭、燃費、アクセルやブレーキのフィーリングの変化などを確認し、適切なケアをすれば愛車は喜びます」と述べ、洗車はCO2削減や安心・安全の確保、車両の長期保有につながりSDGsの実現にも貢献できると思いを語った。
宮内秀樹氏は「東京オートサロンには7回目の出展となり、 ラッキーセブンです。セブンといえば大谷選手の背番号も17ですので、なんだか勢いがある良い年になりそうな気がします。春の4月28日、冬の11月28日、春と秋はクルマを大切に洗う期間として、もっともっと盛り上げていきたいです!」と洗車の日の活動に邁進する思いを伝えた。
このほかWebアンケートに回答するとその場で洗車グッズをもらえる恒例企画が実施されたほか、AAAL所属の7社(武蔵ホルト、(株)プロスタッフ、(株)CAPスタイル、(株)ハンディ・クラウン、(株)イチネンケミカルズ、シーシーアイ(株)、晴香堂(株))が集合する展示ブースを “ 洗車村 ”とし、各社のブースでは多彩な洗車関連グッズが展示販売された。