EV充電器メーカーのジゴワッツは、マンションや集合住宅、ホテル、商業施設などの管理者向けに、EV充電器導入を支援する「シミュレーションシート」を公開した。
施設での充電器設置に伴う初期費用や運用コストの試算に加え、シナジー効果を含めた収益シミュレーションができる。利用は無料。
シミュレーションシートの主な特長として、設置台数や運用費、工事費などを簡単に入力することで、導入コストを計算できる。また、充電料金の設定に基づき、1年間の利益を予測できる。さらに、駐車場料金の増加による付加的な収益も計算可能で、補助金や電気料金、課金設定などのカスタマイズも可能だ。
EV充電器の設置は、単なる電力供給設備としての役割を超え、施設全体の価値向上に寄与する。具体的には、EVユーザーの増加により駐車場の稼働率が向上し、料金収入が増加する。また、充電中の滞在時間が増えることで、施設全体の収益も増加する。さらに、EV充電を目的とした顧客の増加や、資産価値の向上も期待できる。
ターゲットユーザーは、マンションや集合住宅の管理組合、管理会社、ホテルのオーナーや運営会社、商業施設のテナントオーナーや施設管理者だ。
シミュレーションシートは、アクセスしてコピー保存またはエクセル形式でダウンロードする。設置予定の台数や電気料金、補助金額などを入力することで、導入コストや運用コスト、シナジー効果を含めた収益予測を確認できる。