大手塗料メーカーのアクサルタ・コーティング・システムズは、「エバーグリーン・スプリント」が2025年のグローバル・オートモーティブ・カラー・オブ・ザ・イヤーに選出されたと発表した。
アクサルタ社がこの賞を発表するのは11年目で、グリーン系の色合いが選ばれたのは2度目となる。
「エバーグリーン・スプリント」は、深みのあるフォレストグリーンで、スピードとパフォーマンスを象徴する「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」へのオマージュとして作られた。モータースポーツのスリルを感じさせるこのカラーは、セダンやSUVに洗練されたタッチをもたらし、あらゆる車種に適しているという。
アクサルタのダン・ベントン氏(グローバル・カラー・マーケティング・ディレクター)は、「エバーグリーン・スプリントは、路上で目立つ存在となり、競争心と冒険心を呼び起こす」と述べた。この色は情熱的なドライバーの心を惹きつけるという。
アクサルタのグローバルカラーの専門家は、自動車市場のために将来性のある新しい色合いを見つけ出すために共同作業を行っており、2015年以降、年1回その成果を発表している。2023年版「世界自動車人気色調査報告書」によると、世界の自動車塗色の約2%がグリーンだ。
アクサルタは、自動車メーカー向けの塗料やボディショップ向けの補修塗装用システムなど、幅広い産業用途向けの高性能塗料を提供しており、140カ国以上で10万人以上の顧客に対応する。