TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、軽ハイトワゴン専用のプレミアムタイヤ『PROXES LuK2(プロクセス エルユーケーツー)』を3月より国内市場で発売すると発表した。
国内では軽自動車へのニーズが堅調であり、特にハイト系ワゴンは室内の広さや日常での使い勝手の良さから人気が高い。しかし、重心位置が高いことからふらつきが起きやすい傾向があるため、トーヨータイヤは偏摩耗を抑えたしっかり感のある専用タイヤを他社に先駆けて開発、提供してきた。
新製品の「PROXES LuK2」は、従来品(TRANPATH LuK)の静粛性、しっかり感、上質な快適性、摩耗性能を継承しながら、ウェット制動性能が向上し、転がり抵抗が低減した軽ハイトワゴン専用プレミアムタイヤである。
パターン設計では、トーヨータイヤ独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」を活用し、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用。これにより、操縦安定性と静粛性を両立させている。また、高級感を演出するため、タイヤのサイド部に水面の輝きの反射をモチーフとした繊細でコントラストのある立体突起デザインを採用した。
コンパウンドには、同社の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を活用し、低燃費コンパウンドを採用。コンパウンド中のシリカ分散剤が、転がり抵抗の低減、ウェット性能及び耐摩耗性能の向上に効果を発揮するシリカをより均一に分散させることで、これらの性能を高次元で最適化している。
その結果、ウェット制動性能が12%向上、転がり抵抗が9%低減(いずれも当社従来品比)を実現した。なお、シリカ分散剤の一部には環境に配慮した天然由来のサステナブル素材を使用している。
発売サイズは4サイズで、オープン価格。